- ナチュロパシー 自然療法
- アロマテラピーの世界, ナチュラルレメディ
- キャリアオイルとは【アロマテラピーの世界】
キャリアオイルとは【アロマテラピーの世界】
キャリアオイルとは【アロマテラピーの世界】
エッセンシャルオイルを皮膚に塗布する際には欠かせないキャリアオイルについて説明しましょう。エッセンシャルオイル(精油)は濃度が高く一部のオイルを除いては、そのまま肌に直接使用する事はできません。エッセンシャルオイルを皮膚に塗布する際にキャリアと呼ばれる基剤で薄めますが、特にマッサージに利用する際には通常、刺激の少ない植物性オイルで希釈して使用します。これをキャリアオイルと言いますがマッサージのオイルの他にもクリームなどを作る際にもキャリアオイルは使用されます。殆どのキャリアオイルは食用植物やナッツ、種から抽出され、通常はエッセンシャルオイルの香りを邪魔しないよう、あまり香りの強くないものを使用します。
キャリアオイルを使う理由は大きく3つあります。まずはエッセンシャルオイルの希釈です。エッセンシャルオイルは脂溶性なので油を使用することで簡単に薄めることができます。2つめはキャリアオイルとブレンドすることでエッセンシャルオイルの皮膚への浸透力を高める。3つめはキャリアオイル自体に独自の有効成分があり、ブレンドすることで相乗効果が得られるなどです。また、マッサージに使用する際にはこのキャリアオイルが滑りをよくしてマッサージをしやすくしてくれます。
キャリアオイルは植物の種類によって特徴や含まれる成分、栄養が異なるので、キャリアオイルを選ぶ際には、目的によって選ぶことが大切です。上手に利用すれば、より高い効果を得ることができます。
代表的なキャリアオイルの特徴や効能
スイートアーモンドオイル
ビタミンを豊富に含みますが、中でもビタミンEが含まれるため他のオイルよりも保存期間が長いのが特徴です。皮膚の保護、保湿に優れ価格も手頃なため、オールマイティによく利用されます。ただしナッツにアレルギーがある方は使用を控えてください。
アボカドオイル
保湿効果が高いので保湿やシワの予防に利用されます。角質化した肌にも浸透しやすいので、固くなったかかとなどにも良いですね。冷えると固くなる特徴があるので、その他のキャリアオイルとブレンドすると使いやすくなります。
月見草オイル
ガンマリノレン酸を含み女性ホルモンのバランスを整えます。全ての肌質に向いていますが特に乾燥、老化、炎症肌に適しています。酸化しやすいためあまり保存が効きません。
グレープシードオイル
サラッとした使用感で浸透性の高いオイルなのでべたつくのが嫌な方に適しています。他のオイルと比べ保存が効き値段も安価です。殆どの肌質に使用でき、リノール酸とビタミンEを含んでいます。
ホホバオイル
保湿、殺菌、抗炎症、消炎、更には関節炎・リウマチの緩和など多くの効果と効能がある万能キャリアオイルです。抗酸化作用が高く天然の保存料の役割も果たします。浸透力が強く、保湿力が高いと同時に、皮脂のバランスを調整する作用があるので、脂性肌の方にも適しています。ニキビやアトピーなどの問題を抱える方も安心して使用できます。
カレンデュラ
殺菌、抗炎症効果、傷の治癒作用があるためクリームや軟膏などによく利用されます。
アレルギーを持つ方を含め、全ての肌質、特に荒れた肌の治癒に効果的なオイルです。
殆どの場合、単体では使用せず他のキャリアオイルと混ぜて使用します。
≪関連サプリメントやクリーム≫
ホメオパシー・カレンデュラ クリーム 40グラムのご購入はコチラ
キャリアオイルの選び方と保存法
できるだけ科学薬品を使用せず、常温圧搾されたものを選びましょう。オイルは熱や日光、空気により劣化が早まります。購入後はきちんと蓋のできる遮光のガラス瓶などに入れ、冷暗所で保管してください。開封後のオイルは保存期間が長いものでも6ヶ月以内に使用することをおすすめします。
【関連記事】
アロマテラピーとは【アロマテラピーの世界】
https://shizenryouhou.com/wp/?p=4497
エッセンシャルオイル(精油)とは【アロマテラピーの世界】
https://shizenryouhou.com/wp/?p=4688