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- 【秋から始める、カビ対策!】心地よい香りのシューズキーパー
【秋から始める、カビ対策!】心地よい香りのシューズキーパー
【秋から始める、カビ対策!】心地よい香りのシューズキーパー
縫わず作れる、アロマシューズキーパー
衣替えの時期に悩むのが、夏の汗を吸った靴の越冬。次の春が来る頃には『靴の形が崩れて、おまけにカビが…』 という経験をされた方も多いのではないでしょうか。 いざ外出したい時にお気に入りの靴がカビだらけでは、テンションも下がりますよね…。
そこで今回は、秋から始めるカビ対策!として、重曹と精油、そして使い古しの靴下を使った『縫わずに作れるシューズキーパー』の作り方をご紹介いたします。精油は、抗菌・抗ウイルス・抗真菌作用が高く、香りの相性もよいティートリー と ラベンダーの2種類。
シューズキーパーの使用後は洗濯や、キッチンのお掃除にも役立つので、最後まで捨てずに使ってみましょう!
ご存知ですか?重曹のグレード
穏やかな研磨作用・脱臭作用・汚れ吸着作用があり、家庭の様々な場面で活躍してくれる重曹。アク抜き・膨らし粉でもお馴染みですが、今回は食品用重曹ではなく、工業用重曹を使うようにしましょう。 実は重曹には3つのグレードで精製・製造され、
① 薬用の重曹 ②食品用の重曹 ③工業用の重曹
それぞれ全て同じ「重曹」ですが、①と②は粒が細かく、ヒトの口に入れても安全な製造方法で管理されています。③は粒が大きく、研磨作用に優れ、主に工業や掃除を目的としたもの。ヒトの口に入らないことを前提に製造されています。今回は最後にお掃除まで役立つものを作るので、「工業用重曹」を使用しましょう。
材料 (20g/1ヶ月程度で使い切りましょう)
■ 重曹(工業用 ※ホームセンターなどにあるものでOK!)・・・・・1カップ
■ 使い古しの靴下 2〜3個あれば
■ リボン (無ければ輪ゴムでもOK!)
■ 精油 15〜20滴程度 (香りの強さはお好みでOK!もっと多くても少なくても◎)
【優しい香り】
❤ ティートリー精油・・・・・・・・・・7滴
❤ ラベンダー精油・・・・・・・・・・13滴
【スッキリとした香り】
❤ ティートリー精油・・・・・・・・・・10滴
❤ ラベンダー精油・・・・・・・・・・10滴
■ 準備するもの
❤ボウル(調理用と分けましょう
❤スプーン(調理用と分けましょう)
作り方 使用期間:約1ヶ月程度で使い切りましょう
① ボウルに重曹を入れて、精油をラベンダー → ティートリーの順で入れスプーンでサクサクと混ぜます。(A)
② 使い古した靴下に(A)を入れて、リボン(または輪ゴムでもOK!)を使い、しっかりと縛り、靴箱へIN!
③ 1ヶ月経ったあとは、靴下から重曹を取り出し、キッチン周りの排水口掃除や、汚れが気になる洗濯物にも使ってみましょう!
<使い方>
▶︎ その1:靴の中や靴駄箱の隅に (約1ヶ月程度効果が持続。香りが消えたら足しましょう。)
衣替えシーズンの靴。そして下駄箱の湿気や臭い、気になりますよね…。重曹が得意とするのは「酸性の臭い」=「足や靴から発生する臭い」。 直接靴の中に入れるもよし、消臭&カビ対策として2〜3個靴箱の中に設置してみるもよし、使い方はお好みで楽しみましょう♪
▶︎その2:使用後は掃除&洗濯&雑巾に!
使用後、重曹が入った靴下の紐を解いて、洗濯機へ洗剤と共にイン!汚れ落ちがUPしますよ。残った使い古しの靴下は雑巾に。そして余っている重曹はクレンザーとしても使えるので、キッチン周りのお掃除にもおすすめです。クエン酸と合わせると排水溝のヌメリもスッキリ♪
※注意:精油入りの重曹を使用し、洗濯後に高音の乾燥機にかけると、精油が酸化し発火する恐れがあるため、乾燥機は使用しないようにしましょう。天日干しは問題ありません※
■ティートリー精油
フトモモ科。抗菌・抗真菌作用に優れたティートリーは、ユーカリによく似た、スッキリとしたシャープな香りが特徴。そのためハウスケアから、芳香浴では季節の変わり目の体調管理にも役立ちますよ。また、慢性的な疲れを感じやすい方や、ストレスが溜まり否定的な思考になりがちな時にもおすすめ。さぁ、靴箱を開けて、今日もお疲れさまの香りに。
■ラベンダー精油
シソ科。ラベンダーの語源は「洗う」というラテン語の「Lavare=ラウァーレ」。 その名の通り、優しい香りで、まるで気になるニオイも洗い流してくれるよう。脳内の幸せホルモン「セロトニン」の分泌を促すとも言われ、ティートリーとブレンドすることでストレス軽減に役立ち、前向きな気持ちを取り戻してくれますよ。
今回のレシピはいかがでしたでしょうか。家に帰るのが楽しみになる、シューズキーパーづくりをぜひ、お試しくださいね♪
ご注意
◇今回ご紹介した精油は、食品添加物ではありませんので誤飲には十分にご注意ください。
◇食品添加物として認定されている薄荷油は、ドラックストア・薬局のみで販売されています。
◇万が一、精油が目に入った場合は綺麗な水で洗い流してください。
◇3歳以下のお子様への、精油を使用したトリートメントはお控えください。
◇3歳以下のお子様は、芳香浴での精油の使用は可能です。
◇お子様が精油を飲み込んでしまった場合は、吐かせずに、すぐに医師の診察を受けてください。
◇お肌に合わないと感じたら使用をすぐに中止しましょう。
◇異変があった場合は医師にかかりましょう。
大切なペットと暮らす、ご家族のみなさま
犬や猫だけではなく、たくさんの動物たちの嗅覚は、私たち人間よりも格段に鋭いのをご存知ですか?
そのため、人に対する精油の使用であっても、ペットに害が及ばないように注意しましょう。
例えば、精油を用いた暮らしをする場合、香りをペットたちの鼻先にいきなり持っていかないようにご配慮くださいね。できる範囲でアロマのある暮らしを楽しんでいただけたらと思います。
今回は、対ヒト用の「アロマバスエッセンス」でしたが、ペットたちが、お風呂に溜まった精油入りのお湯を舐めたり飲んだりしないよう、気を付けましょう。日常からアロマスプレーなどを作成したい方は、以下の計算式を参考にしていただけたら幸いです。
<濃度の計算式>
(例)100mlの水に対して、0.1%濃度の場合 2滴
100×0.001= 0.1 → 0.1÷ 0.05(0.05は、精油1滴あたりの数量です。0.05/滴)=2