痛い【痛風】の症状を改善するエッセンシャルオイルたち

痛風は尿酸が関節に蓄積される事によって起こる疾患です。痛風発作と呼ばれる突然の激しい痛みを起こしてしまうのは、溜まった尿酸が関節で針状に結晶化してしまうからなんです。そして痛みだけではなく、腫れや赤味、また焼けるような感覚も伴います。主に症状が出るのは足の親指ですが、足首、膝、手にも起こりえます。

痛風は男性に多いと言われていますが、女性も油断はできません。女性の場合は閉経後に罹患率が上がる傾向にありますが、それは閉経後に女性ホルモンが減少すると尿酸値が上昇するからと見られています。

痛風の原因は、プリン体の多い食事、砂糖の摂り過ぎ、暴飲暴食などですから、先ずは食生活の改善が大切。サプリメントでは高濃度のビタミンC、オメガ-3、ケルセチンやブロメラインなどがおすすめです。ハーブやホメオパシーにも痛風の症状改善に効果的なものがありますので、これも是非お試しになってみてください。

≪併せて読みたい≫
【痛風】は激しい痛みを伴う病―自然療法で予防と症状緩和。そして再発しない為にできる事とは？

痛風の症状を改善するエッセンシャルオイルたち

エッセンシャルオイルは古く薬のない時代から筋肉の痛みや関節の痛みを抑えるとしても使われてきました。今は数多くの研究により、エッセンシャルオイルに含まれる様々な成分が、痛みや症状の改善に役立つと、科学的にも証明されてきています。

痛風の症状を改善する多くエッセンシャルオイル中から、代表的なものをご紹介しましょう。

♦ レモングラス
レモンのような爽やかな香りのレモングラスは刺激作用や若返りの作用が期待できます。レモングラスは研究により、尿酸値を低下させる働きのある事がわかっています。血流も促進し、炎症や痛みの軽減に役立ちます。レモングラスティーを飲むのも良いでしょう。

♦ ジンジャー
ジンジャーの様々な働きは既にご存知の通りでしょうが、痛風にも効果を発揮します。ジンジャーには抗炎症、抗酸化などの働きと共に、尿酸値を下げる働きもあり痛風の症状改善に役立ちます。精油だけでなく、ジンジャーティーを飲むのもおすすめです。

♦ フランキンセンス
精油の中でも多くの働きを持つフランキンセンスは有名ですね。心、体、そしてスキンケアにも優れた精油です。フランキンセンスは、ロイコトリエンという炎症を引き起こす物質の形成を阻害する作用がある事から、痛風や他の炎症による痛みにも効果的です。もちろんリラックス効果も高く、鎮静効果やストレス解消にも優れています。

♦ カッシア
カッシアはクスノキ科に属し、チャイニーズシナモンと呼ばれる事もあります。中国漢方では伝統的に腹痛や炎症系疾患の治療に使われてきました。マウスを使った実験では、尿酸値が著しく下がった事が分かっており、痛風発作の予防に役立つとされています。

♦ バーチ
サリチル酸メチルが主成分のバーチは、痛みを抑えるのに効果的な精油です。抗炎症、鎮痛の働きを持っているので、筋肉痛や関節痛の症状改善に役立ちます。痛風の痛みも軽減してくれます。

他にもローズマリー、カモミール、ユーカリ、バジル、レモン、ペパーミント、サイプレス、ラベンダー、ウインターグリーン、パインなども痛風の症状改善に役立つ精油です。

使い方

キャリアオイルとブレンドして、一日に２～３回患部を優しくマッサージします。フットバスや浴槽に入れるのも良いでしょう。いくつかの精油をブレンドするのも効果的です。

注意点

初めて使う精油は、パッチテストを行ってください。精油は必ずキャリアオイルで希釈してお使いください。妊娠中や授乳中の方、また原因や症状もまちまちですから、事前に医師にご相談の上お使いください。服用はしないでください。

♥ パッチテストの方法はコチラをご覧ください。
「精油のブレンド何％？子供にはどうしたらいい？」アロマテラピーの基礎知識 第8回

≪エッセンシャルオイルの他、痛風に効果的なサプリメント≫

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Reference:
www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0378874105005799
www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3217679/
www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26228533
www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed?term=boswellia+carterii+AND+gout&cmd=DetailsSearch
www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21798328