手作りデオドラントパウダー

【肌トラブルが多い、夏に!】 ハーブの香りが心地よい、手作りデオドラントパウダー

ラベンダー 万能クリーム

市販のパウダーもいいけれど

デオドランドパウダーを手作りしたことはありますか?タルクとホワイトカオリンと精油のみで作る、
肌に優しい成分のみで作られているデオドランドパウダー。靴下を履く前に、脇や、腕、膝関節の後ろ側などに。汗でベタベタが嫌な方、あせも対策にも役立つ、優れもの♪

香りは、パチュリ・和薄荷・ラベンダーの3種のブレンド。和薄荷の爽やかな清涼感と、ラベンダーの優しい香り、パチュリのウッディでドライな香りをお楽しみいただけるブレンドです。日本国内では「和薄荷」の名前で販売されておりますが、海外では「コーンミント」と呼ばれることが多いですよ。

また、和薄荷はペパーミントよりも「メントール」の含有量が多く、スーッとした清涼感を感じやすいのが特徴。年々暑さを増すこの時期に、ぜひ活用してみてくださいね!

夏の手作りアロマの注意点

<柑橘系精油の光毒性について>
夏は爽やかでスッキリとした香りを楽しみたい季節。特に、レモンやベルガモットは1年通して人気の香りですが、「ベルガプテン」という成分が含まれており、肌に付着した場合、紫外線に反応し、赤く炎症を起こしてしまう恐れがあります。そのため、夏場は柑橘系精油の使用をできる限り控え、もし、使用したい場合は精油ラベルに「ベルガプテンフリー」または「FCF(フロクマリンフリー)」の表記がある精油を使用しましょう。

 

材料 (20g/1ヶ月程度で使い切りましょう)

 コーンスターチ・・・・・10g
 ホワイトカオリン・・・・・10g

 精油 (全部で10ml)

 ❤ 和薄荷精油・・・・・・・・・・1滴
 ❤ ラベンダー精油・・・・・・・・・・2滴
 ❤ パチュリ精油・・・・・・・・・・1滴

 準備するもの

 ❤30ml〜50mlシャンプー容器
※素材は必ずPP(ポリプロピレン)で。PETは精油で溶けますのでご注意くださいね。
 ❤ふるい 1つ(茶こしでもOK)
※必ず、料理用とは別のものを用意しましょう。
 ❤クッキングシート
 ❤計量できるもの
 ❤ラベルシール(今回は長方形がオススメです。ネームシールでもOK!)

作り方 使用期間:約1ヶ月程度で使い切りましょう

① シャンプー容器に、計量したコーンスターチ、ホワイトカオリンを入れ、蓋を閉めて20〜30回ほどよく振ります。(A)
② (A)に精油を パチュリ → ラベンダー → 和薄荷の順で入れます。(B)
③ クッキングシートの上で、(B)を茶こしでふるいます。(C)
④ 再度シャンプー容器に(C)を戻し入れ、日付と材料を記入したラベルシールを貼って完成♪

高温多湿を避けて、保管してくださいね。
<使い方>

▶︎ 靴下を履く前に、足指の間へ塗布

掌にパウダーを適量取り、足指の間にやさしく塗りましょう。靴下を履いてもサラサラとした感触が心地よく感じられるはずです♪ 足が蒸れやすい立ち仕事の方にもおすすめです。

▶︎背中や下着の締め付けエリアに

特に夏場は、下着の締め付けが痒くてたまらない!という方も多いのではないでしょうか。お風呂上がりや、お出かけ前に、気になる部分にパウダーをつけ、汗疹対策にも役立ちます◎

 

和薄荷精油

9

シソ科。ハッカ飴でお馴染みの和薄荷。実は、ペパーミントよりもメントール含有量が多く、冷却作用が強い為、和薄荷精油のみでの使用には注意が必要です。できれば作用の穏やかな精油とブレンドし、皮膚の広範囲ではなく、局所的(部分的)な使用がおすすめ◎ わずかな量でも十分に清涼感を感じられますよ。また、大事なプレゼンや発表会など、緊張であがってしまいそうな場面では、気持ちを落ち着かせ、冷静さや平常心を取り戻してくれる、たのもしい香りです。

 

ラベンダー精油

lavender-essential-oil

シソ科。夏のハーブの代表といえば、ラベンダー。山岳地帯に生育する植物とは思えないような

可愛らしい青紫の花をつけ、果物のような酸味と甘みが感じられるハーバルな香りが特徴です。抗菌作用に優れ、虫刺され・痒み・水虫対策にもぴったり。敏感肌を含む、全ての肌タイプの方にも広く使えますよ。心を鎮めて緊張を和らげる香りでもあるので、暑さでイライラしがちな時期には積極的に暮らしに取り入れたい精油です。

 

パチュリ精油

5

シソ科。ウッディーで重く、オリエンタル調な香りが特徴のパチュリ。江戸時代には「かっ香」と呼ばれ、お線香の原料としても親しまれてきました。夏場のニキビや痒み、虫刺されに役立つ精油で、ラベンダーやティートリーとブレンドすると、より効果的ですよ。心理面では、過労や慢性的なストレスから免疫力が低下しているような時に芳香浴での使用もおすすめです。

 

今回のレシピはいかがでしたでしょうか。暑さの辛い時期が続きますが、アロマテラピーを上手に取り入れ、少しでも快適に過ごしていただけたら幸いです。

 

ご注意

今回ご紹介した精油は、食品添加物ではありませんので誤飲には十分にご注意ください。
食品添加物として認定されている薄荷油は、ドラックストア・薬局のみで販売されています。
◇万が一、精油が目に入った場合は綺麗な水で洗い流してください。
◇3歳以下のお子様への、精油を使用したトリートメントはお控えください。
◇3歳以下のお子様は、芳香浴での精油の使用は可能です。
◇お子様が精油を飲み込んでしまった場合は、吐かせずに、すぐに医師の診察を受けてください。
◇お肌に合わないと感じたら使用をすぐに中止しましょう。
◇異変があった場合は医師にかかりましょう。

大切なペットと暮らす、ご家族のみなさま

犬や猫だけではなく、たくさんの動物たちの嗅覚は、私たち人間よりも格段に鋭いのをご存知ですか?

dog and cat in the living room

そのため、人に対する精油の使用であっても、ペットに害が及ばないように注意しましょう。
例えば、精油を用いた暮らしをする場合、香りをペットたちの鼻先にいきなり持っていかないようにご配慮くださいね。できる範囲でアロマのある暮らしを楽しんでいただけたらと思います。

今回は、対ヒト用の「アロマバスエッセンス」でしたが、ペットたちが、お風呂に溜まった精油入りのお湯を舐めたり飲んだりしないよう、気を付けましょう。日常からアロマスプレーなどを作成したい方は、以下の計算式を参考にしていただけたら幸いです。

<濃度の計算式>

(例)100mlの水に対して、0.1%濃度の場合 2滴

100×0.001= 0.1 → 0.1÷ 0.05(0.05は、精油1滴あたりの数量です。0.05/滴)=2

ローズハイドロソルーNEW

浦山 純菜ライター

投稿者プロフィール

長崎市在住|主婦 「暮らし×アロマ」をテーマに、誰でも分かりやすく、身近に取り入れやすいアロマテラピーを発信中。
イベント実績多数。雑誌やラジオにも出演。小さなアロマスクールも運営している。
Instagram: https://www.instagram.com/aroma.atsuna/
Facebook: https://www.facebook.com/Atsunaaaa

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