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胃腸の調子を整える!おろし人参とキャベツ鶏団子入りみぞれ鍋
胃腸の調子を整える!おろし人参とキャベツ鶏団子入りみぞれ鍋
年末年始は食べ過ぎや飲み過ぎになることが多く、胃もたれが続いたり、便秘または下痢を起こす方も多いのではないでしょうか。胃腸機能が下がっていても、外食やパーティに参加しないといけない機会が多い方は、お家でご飯を召し上がる時は胃腸に優しい食品を積極的に取る方が良いかもしれませんね。今回は胃腸を元気にする野菜をたっぷり使い、疲労回復にも繋がるスープをご紹介します。
胃腸機能を整える野菜の代表、大根、キャベツ、生姜を使います。大根もキャベツも低カロリー。大根116g(1と1/4カップ)のカロリーは19カロリー、キャベツみじん切り1カップのカロリーは18カロリー、そして大根とキャベツに含まれる栄養素の多くはほぼ同じで、風邪予防や美容に効果的なビタミンC、赤血球細胞形成、胎児の正常な発育に必要な葉酸、骨の健康や止血因子を活性化するビタミンKが含まれます。ミネラルも骨、歯、心臓の健康維持に必要なカルシウム、そしてリン酸、マグネシウム等が含まれます。
また、大根が胃腸機能を上げる、消化を助けると言われているのは、ジアスターゼ (アミラーゼ)というデンプン分解酵素や、他の酵素のグリコシダーゼが消化を助け、腸の働きを整えるからです。そして大根は胃腸機能を整えるだけではありません。大根をすりおろすと発生する辛味成分のイソチオシアネートは、抗炎症作用、抗菌作用があるので、風邪や体調不良にも効果的です。
キャベツにはキャベジンと言われるビタミンUが含まれ、胃や十二指腸潰瘍の痛みを抑えるなど症状を改善させる効果があると報告されています。
ねぎも青い部分と白い部分を加えるのは風味が増すだけではなく、目、皮膚の健康に良いβカロチンやビタミンC、カルシウムを含むからです。またアリシンというねぎ特有の香りを発する栄養素は、乳酸を分解する作用があるので疲労回復、体をほぐす、血行を良くするなどの効果があります。
しめじには免疫力を上げるビタミンB群、ビタミンDが豊富に含まれます。特に日照時間が少ない冬はビタミンDが不足しやすいので、たくさん摂取すると良いでしょう。また食物繊維も多く含まれる為、便通を良くするだけではなく、コレステロールの吸収を抑える効果もあり、肉類やチーズ、バターをいつもより多く摂取する時期には必要な栄養素を含む食材です。
タンパク質源として脂肪分の少ない鶏ひき肉も使用するので、エネルギーが欲しい時には効果的です。
生姜も少し加えることで、含まれる成分のジンゲロールが血行促進作用、抗炎症、抗菌作用、整腸作用の働きを助けます。
胃腸機能を整え、体を温めて、体調を崩しがちで風邪やインフルエンザにかかりやすいこの時期を乗り切りましょう。
材料 4~5人分
♥ だし昆布 10~15cm
♥ 水 5カップ
♥ 大根おろし 1カップ
♥ 人参すりおろし 1/2カップ
♥ 生姜 1片
♥ ねぎ (青い部分、白い部分両方)1〜2本
♥ しめじ 1パック
♥ 醤油 大さじ2(1回に入れる量は大さじ1)
♥ 塩 小さじ½
♥ 酒大さじ1
«薬味»
♥ 柚子胡椒、七味等
«キャベツ鶏団子»
♥ キャベツ 1/4玉
♥ 鶏ひき肉 300g
♥ 卵 1個
♥ 片栗粉 大さじ1
♥ 塩 小さじ½
♥ 酒 大さじ1
*計量は1カップ=200CC
作り方
① 大根、人参、生姜はすりおろし、ねぎは細切りにしておく。
② キャベツをみじん切りにする。鶏ひき肉に卵を加えて、塩、酒と片栗粉を混ぜる。よく混ざったらキャベツを加えて更に混ぜ合わせる。
③ お鍋に水と昆布を入れて中火にかける。沸騰したら火を弱めて、ねぎとしめじを入れて煮る。沸騰したら②のキャベツ鶏団子をスプーンですくって鍋に入れる。醤油大さじ1、塩、酒を加えて、蓋をして10〜15分ほど煮る。沸騰してスープが溢れそうだったら弱火にして蓋をずらして置く。
④ ③に大根、人参、生姜のすりおろし、醤油大さじ1を入れてひと煮立ちさせて出来上がり。
⑤器に盛り付けて、七味や柚子胡椒などお好みでかけて頂きます。
★Tips★
*片栗粉はコーンスターチや葛粉でも代用可
*塩気が足りない場合は最後に醤油を加えた後に味を見て足りなければ足す。
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