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気になる体臭!ニオイの元をエッセンシャルオイルで解消
気になる体臭!ニオイの元をエッセンシャルオイルで解消
体臭…、他人のも自分のも気になりますよよね。特に職場や電車内で感じる事が多いのではないでしょうか。ちゃんとお風呂に入って清潔にしているけど、もしやこの臭いは私が発しているの?と感じると何だか体が小さくなって自信も無くなってしまいます。
体臭の原因は?
♦ 臭いの原因は汗とバクテリア。通常、汗には臭いはありませんが、出た汗が皮膚の表面のバクテリアと混じる事で悪臭が発生します。汗腺にはエクリン汗腺とアポクリン汗腺の二つの種類がありますが、ほとんどの皮膚の表面にあるのがエクリン汗腺でほぼ水分。対して脇の下や下腹部、陰部など体毛のある箇所にあるのがアポクリン汗腺で脂質、タンパク質など臭いの原因となる成分を含んでいます。その汗が、皮膚上で皮脂や汚れ、バクテリアなどと混じって臭いを生み出すのです。汗を多くかく部位ほど臭いを発しやくなるというわけなんです。
♦ 体臭は年齢にも関係しています。思春期の子供たちはアポクリン汗腺が大変活発になり、バクテリアが好きな脂質の多い汗をかきます。また更年期の女性は汗の量が多くなる方もいます。
♦ 食べるものによっても体臭が酷くなります。ニンニク、玉ねぎ、肉類、乳製品、揚げ物などの食品は体臭の原因になります。
♦ ポリエステルやレーヨンなど通気性の悪い布地を使った衣服は、汗を衣服内に閉じ込めてしまい体臭も悪化してしまいます。綿や麻など通気性の良い衣服がおすすめです。また衣服も清潔に保ちましょう。
♦ 汗は体温維持(体温が上がり過ぎないように)の為に気温の高い時や運動時にかきますが、ストレスや緊張した時にも発汗が増え、タンパク質やミネラルを含む臭いのある汗が出ます。しかもバクテリアが好む臭いと言われています。
汗をかくのは自然な事。ですから、発がん性物質など有害な化学薬品の含まれる市販の制汗剤、つまり薬品の力で汗を出ないようにするのは体に良い影響は与えません。市販のデオドラントをご購入の場合は、アルミや有害な物質が入っていないものを選びましょう。
エッセンシャルオイルで体臭予防
エッセンシャルオイルは様々な働きを持っています。ただ臭いものを良い香りでカバーするというわけではありません。抗菌や消毒、ストレスを緩和する効果、またナチュラルな制汗作用などを利用して、自然に安全に体臭予防できるエッセンシャルオイルをご紹介します。
♦ ティーツリー
主成分がテルピネン-4-オールのティーツリーは、抗菌や抗真菌、抗炎症、抗ウイルスなどの効果のある事がよく知られています。ニキビ、水虫、ヘルペス、風邪やインフルエンザなど多くの症状の治療に使われるエッセンシャルオイルです。皮膚上の細菌を無くすことで体臭を防ぎます。
♦ ローズゼラニウム
ローズゼラニウムはローズのような香りに柑橘系やミント系がミックスされたような優雅で爽やかな香りですが、抗菌や抗ウイルス作用も持っています。スキンケアやホルモンバランスを整えたい時にも使われるエッセンシャルオイルです。
♦ ベルガモット
ベルガモットも抗菌、抗真菌、抗ウイルスなどの効果を持っていますが、鎮静や抗うつなどの効果もあるので、特にストレスの多い方にはおすすめです。
♦ サンダルウッド
アーユルベーダでは古くから体臭対策として使われてきたサンダルウッド。抗菌効果はもちろん、ナチュラルな制汗作用もあり、緊張や不安、ストレスをなだめる鎮静効果も有名です。
他にもラベンダー、パチュリー、ユーカリ、レモングラス、レモン、オレガノ、シナモンなども効果的です。
使い方
キャリアオイルとブレンドしたり、ウィッチヘーゼルなどに少量のエッセンシャルオイルを加えてスプレーして使います。
注意点
エッセンシャルオイルはアレルギーを起こす可能性もありますので、事前にパッチテストを行う事をおすすめします。また使い過ぎにもご注意ください。
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