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- 【精油:ローズマリー・ベルベノン】~デトックス、記憶力アップ、抜け毛予防などに古代から使われてきた聖なるハーブ~
【精油:ローズマリー・ベルベノン】~デトックス、記憶力アップ、抜け毛予防などに古代から使われてきた聖なるハーブ~
【精油:ローズマリー・ベルベノン】~デトックス、記憶力アップ、抜け毛予防などに古代から使われてきた聖なるハーブ~
ローズマリーは肉料理や魚料理に使うハーブとしてもお馴染みですね。古代のギリシャ、ローマ、エジプトやイスラエルの人達はローズマリーを聖なるハーブとしていたそうです。悪霊や疫病を追い払うとしてローズマリーを焚いたり、またギリシャの学者たちは集中力を上げる為に試験の時にローズマリーのリースを頭に乗せていたとか。幸福を呼ぶ象徴として結婚式やお祝いにはローズマリーの花輪を作り、お葬式の時にはローズマリーのお香を焚いたそうです。ローズマリーの原産は地中海沿岸で、「海の露」という意味を持っています。葉は針のように細く銀色っぽい緑色、淡いブルーの花を咲かせるシソ科の常緑樹で2メートルほどに成長する事もあります。抜け毛予防や髪の健康促進に良く、ヘアケア商品にもよく含まれています。その他消化を助ける、筋肉の痛みを取る、記憶力を上げるなどの効果が知られています。ローズマリーベルべノンは、ローズマリーの中でも優しいタイプです。
セラピーとして利用する場合は
ローズマリーの中でもベルベノンの特徴は、肝臓の強壮効果が強いことです。疲労や肥満、高コレステロールなどの生活習慣病の予防や、胆汁の分泌を促進して胆のうの機能を改善し、毒素を排出するのでデトックスに最適です。また細胞を再生する能力がある事でも知られています。刺激が強いので皮膚への使用は不向きですが、傷んだ髪の修復や髪の成長を促し、抜け毛を予防する働きの他、頭をスッキリとさせ記憶力や集中力をアップさせるなど脳の機能改善にも役に立つ精油です。イライラや不安な気持ちが続いている時には冷えて硬くなった心を和らげ、自信を取り戻してくれます。
オイルの詳細
学名: Rosmarinus officinalis ct. verbenone
科名: シソ科
抽出法: 水蒸気蒸留法
抽出部位: 葉、花
主な科学成分: αピネン、カンフェン、ベルベノン、酢酸ボルニル、1.8シネオール等
ブレンドガイド
ノート: ミドルノート
相性のよいオイル:ユーカリ、ペパーミント、パイン、グレープフルーツ、ラベンダー、シダーウッド、クラリセージ、レモン、オレンジなど。
おすすめの使用法
♦ ディフューザーで:お部屋を優しくしてクリーンな空間を作ります。頭がスッキリしない時や心がどんよりとしている時には、気分をクリアにし、創造性を刺激してくれます。外出時には清潔なガーゼやティッシュに適量を落して吸入しましょう。フランキンセンス、パイン、ペパーミントを足すと一層効果的です。
♦ 髪と地肌に:ローズマリー、シダー、レモングラス、ペパーミント、ラベンダーをホホバオイルとアルガンオイルとブレンドして使います。傷んだ髪を修復し輝きを取り戻してくれるでしょう。抜け毛予防にも効果的です。
♦ 疲れた身体と心に:お好みのキャリアオイルとブレンドして、全身もしくは、痛みを感じる部分を優しくマッサージすると心身ともに元気にしてくれます。飲み過ぎた翌日には、主に胆のう周辺(右の脇腹、肋骨の下あたりの奥の方)をマッサージしたり、バスタブに数滴落として入浴するとデトックス効果が高まります。
注意点
高濃度で使用すると皮膚への刺激が強いので低濃度で必ず希釈をしてお使いください。希釈をしていない精油を直接肌につける事、また服用はしないでください。妊娠中、授乳中の方、てんかん、乳幼児、高血圧の方はご使用をお控えください。