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- 【塩と精油でアロマケア】深まる秋に多くなる!? 肩こり解消!バスソルト作り
【塩と精油でアロマケア】深まる秋に多くなる!? 肩こり解消!バスソルト作り
- 2019/10/4
- アロマテラピーのレシピ, アロマテラピーの世界, ナチュラルレメディ
- アロマクラフト, エッセンシャルオイル, クラリセージ, ベルガモット, ローズマリー, 手作りバスソルト, 疲労物質, 発汗作用, 精油, 肩こり解消
【塩と精油でアロマケア】深まる秋に多くなる!? 肩こり解消!バスソルト作り
たった1回の湯船で身体が3倍楽になる!
秋は特に、日中と朝晩の寒暖差が大きくなり、自律神経も乱れがち。首・肩こりが夏より急増するのもこの時期の特徴です。「毎日湯船に入っているのに、日々の疲れが抜けない…。」 そんなお悩みの方多いのではないでしょうか。
普段、何気なく入っている湯船をひと工夫することで、その日の疲れの抜け方が大きく違ってきます。そこで今回のレシピは発汗を促す「ソルト(天然塩)」 と、「香り(=精油)」 のパワーを借りて、リフレッシュできるアロマバスソルトをご紹介いたします。そしてみなさんが気になっている、「バスソルトの発汗作用について」 も記載しましたので、ぜひチェックしてみて下さいね!
※今回のアロマクラフトは、妊娠中・授乳中・てんかんの方・3歳以下の乳幼児の使用はお控えください※
バスソルトの発汗作用の原理について
バスソルトによる発汗の謎。実は「浸透圧」によるもの。
この浸透圧とは、濃度が違う液体同士が混ざろうとしたとき、液体濃度を一定に保つため、濃度が低い方から高い方へ、液体が流れ込む作用のことを表します。そのため、人間が塩分濃度の高い湯船に入ると、体内の塩分濃度を一定に保つために体内の水分を汗として排出します。もっと分かりやすく表現すると、野菜を塩もみすると、水分が出てきますがその作用と同じ原理と考えて良いでしょう。
材料 100g分
– 肩こり解消!バスソルトづくり –
<基材>
♥ 天然塩 100g〜200gお好みの量でOK!
(死海の塩や岩塩でもOK!ない場合は食用のあら塩でも◎)
<道具>
♥ 計量カップ 200ccサイズ(食品用と分けましょう!)
→塩を計量する場合、cc=gですが、塩の種類や計るものによって多少の誤差があります。
必ず100gきっちりという訳ではないので、大体の分量で全く問題ありません。
♥ スプーン (なんでもOK!こちらも食品用と分けましょう!)
♥ 瓶/ラベルシール (瓶などで保存したい方はこちらも用意しましょう。)
<精油> 全部で10滴入れましょう
♥ クラリセージ 4滴
♥ ローズマリー・ベルベノン 4 滴
♥ ベルガモット 2滴
作り方
1. 天然塩をスプーンですくい、計量カップへお好みの量を入れます。大体100cc〜200ccのライン。(A)
2. (A)に、クラリセージ→ ローズマリー・ベルベノン →ベルガモットの順で精油を入れ、スプーンで10回ほどサクサクとほぐすように、よく混ぜたら完成です!(B)
3. 早速湯船に入れて、香りを楽しみましょう。
※ 保存したい方は…
清潔な瓶に作ったバスソルトを入れ、ラベルシールには作った日付と作ったものをメモし、側面や蓋に貼ったら完成です!
※1ヶ月程度で使い切りましょう!※ ※香りが無くなったら足しましょう。※
使い方
♣ 首・肩こりが気になる時。 湯船の温熱効果と、クラリセージ、ローズマリーの血流促進作用で首・肩こりの解消にオススメです。湯船に浸かりながら、両手を肩に当て前後に10回ずつ回すと、より効果的ですよ。10分〜15分湯船に浸かると、じんわりとほぐれていくのが実感できます。
♣ リフレッシュしたい時。 仕事や人間関係がうまくいかない時、息の詰まる現状からリフレッシュしたい時に湯船に入れてみましょう。柑橘系のベルガモットの香りは、胃がキリキリするような神経性の胃腸の問題にも役立ちますよ。体内の老廃物や疲労物質が汗と一緒に外へ出るので、お風呂から上がるとスッキリとした気持ちになります。
♣ 風邪を引いた日の足湯に。 シャワーを浴びたり、湯船に浸かるにも体力が必要ですが、風邪を引いたときは億劫になりますよね…。そんなときは、大きめのお風呂桶や足湯桶に38度〜40度くらいのお湯を入れ、バスソルトをお好みの量入れましょう。体の末端を温めることで、体のこわばりが抜け、免疫機能の向上にも繋がります。じんわり、ホッとした気持ちでお休みくださいね。
♦ クラリセージ エッセンシャルオイル
シソ科。パウダリーで甘く優しい香り。交感神経(=起きている時や仕事中に働く神経)の緊張を和らげると同時に、高揚感と多幸感をもたらします。 肩にグッと力が入ってしまう日や、精神的に疲れている時に。また、成分であるスクラレオールは、女性ホルモンのエストロゲンに似た働きを持ちます。そのため生理周期や更年期障害、月経前症候群(PMS)のケアにも使用されるので、女性向きの精油のひとつとも言えるでしょう。もちろん、ユニセックス使える精油ですので、仕事で疲れ切ったお父さんのご褒美にも!
♦ ローズマリー・ベルベノン エッセンシャルオイル
シソ科。ローズマリーのケモタイプ(※)の中でも、ソフトで優しいハーブ系の香り。むくみ改善や肝臓機能調整作用もあるので、二日酔いや飲み会続きの方には、ぜひオススメしたい精油です。年末に向けて忙しくなる前に、芳香浴やアロマバスで一息つきましょう。疲労感が抜けない時にも◎
(※)ケモタイプとは、それぞれのハーブの生育環境で香りが変わること。ローズマリーでは、ベルベノンの他にカンファーや、シネオールなどがある。
♦ ベルガモット エッセンシャルオイル
ミカン科。アールグレイの香りでおなじみのベルガモットは、不眠やストレスケアに活用される精油です。寝る前のお部屋に香りを漂わせ、深呼吸やゆったりとしたストレッチなどを加えるとより効果的。また、精神面だけではなく、消化器系の働きそのものを強化してくれます。心の状態と胃腸の働きは、密接な関係があるので、精神的な負荷がかかった時にベルガモット精油と植物オイルを用いてデコルテや胃の周りに塗布し、撫でるように優しくマッサージしましょう。
ご注意
◇今回ご紹介した、ローズマリーベルベノン、ベルガモット精油は食品ではありません。
◇アレルギーがある方や、皮膚の弱い方はパッチテストをしてからの使用をしましょう。
◇精油やバスソルトは、食べ物や飲み物にかからないようにしてください。
◇万が一、目に入った場合は綺麗な水で洗い流してください。
◇飲み込んでしまった場合は吐かずに口の中に精油が残っているときは大量の水で口をすすぎましょう。
◇3歳以下のお子様は芳香浴のみとなっておりますので使用をお控えください。
◇お子様が精油を飲み込んでしまった場合は、吐かせずに、すぐに医師の診察を受けてください。
◇異変があった場合は医師にかかりましょう。