- ナチュロパシー 自然療法
- アロマテラピーの世界, ナチュラルレメディ
- 【精油:マンダリン】~柑橘系の中で最も甘く、親しみのある明るい香り~
【精油:マンダリン】~柑橘系の中で最も甘く、親しみのある明るい香り~
【精油:マンダリン】~柑橘系の中で最も甘く、親しみのある明るい香り~
その名前からも分かるように、マンダリンの原産国は中国。ヨーロッパに入ったのは1805年の事で、その少し後にアメリカに伝わりました。柑橘系の中で、最も甘く親しみのある香りは、心の静けさを取り戻し、そして気分を上げる働きで知られています。
タンジェリンとはとても近い関係にあり、学名も同じCitrus reticulataですが、タンジェリンはオレンジ色が強く種はありません。一方マンダリンの製油は熟度によりレッド、イエロー、グリーンの3種類に別けられます。
マンダリンは、消毒や血行促進、消化を助けるなど様々な効能を持っていることから。漢方でも大変古くから使われてきました。肌にも良い働きがあるので、スキンケア商品にもよく使われています。
セラピーとして利用する場合は
マンダリンは、心にも体にも多くの働きを持っています。特に不安や鬱な気分を和らげたり、自信を失っている時の心をサポートして元気づける効果が高く、自律神経のバランスも整えてリラックスさせてくれます。抗菌、抗ウイルス、血流促進、防腐、消化促進、肝臓の強壮作用があります。またニキビ、傷、ストレッチマークのケアにも効果的な精油です。また安全性が高いのでお子さんも使用できます。
オイルの詳細
学名: Citrus reticulata
科名: ミカン科
抽出法: 圧搾法(コールドプレス)
抽出部位: 皮
主な科学成分: リモネン、γ-ターピネン、α-ピネン、ミルセン、β-ピネン、テルピノレン、α-ツジョンなど。
ブレンドガイド
ノート: トップ
相性のよいオイル:クラリセージ、ベチバー、サンダルウッド、ローズ、ジャスミン、ラベンダー、イランイラン、ライム、グレープフルーツ、ベルガモット、レモン、シナモン、クローブ、ジンジャーなど。
おすすめの使用法
♦ ディフューザーで:神経を落ち着かせリラックス効果があります。イライラしたり、不安で眠れない夜には、ディフューザーで焚きましょう。バスタブに入れてゆっくりと入浴するのもリラックス効果を高めます。
♦ お部屋の浄化:スプレーボトルに浄水を入れ、マンダリンを適量加えます。室内を浄化したい、リフレッシュしたい時にスプレーしてみてください。爽やかで空間が明るく元気になるでしょう。ラベンダーやローズマリーを足すと一層効果的です。
♦ 吸入:外出中に神経が昂るような事があったら、清潔なガーゼやティッシュに2~3滴垂らして、吸入します。気持ちが落ち着いてくるでしょう。お子さんのお稽古事の発表会など緊張を和らげるのにも役立ちます。
♦ マッサージ:お気に入りのキャリアオイルとブレンドして全身をマッサージすると、リンパの流れが促進されます。膨満感がある時は腹部を優しくマッサージしましょう。妊娠線の予防にはネロリやプチグレンなどと合わせて使用すると一層効果的です。
♦ 洗濯乾燥機で:絞った小さなタオルなどに数滴落とし、洗濯物と一緒に乾燥機に入れます。清潔感のある明るく良い香りに仕上がります。
注意点
安全な精油ですが、光毒性があります。塗布直後には日光に当たらないように気をつけましょう。妊娠中の方、癲癇をお持ちの方、肝臓に問題のある方など、健康上に問題のある方は、事前に主治医にご相談ください。服用はしないでください。お子さんへの使用は量を調節してください。