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- 痛い【外耳炎・中耳炎】をエッセンシャルオイルで改善!
痛い【外耳炎・中耳炎】をエッセンシャルオイルで改善!
痛い【外耳炎・中耳炎】をエッセンシャルオイルで改善!
外耳炎、中耳炎とは?
耳の中の突き当りには鼓膜がありますが、その外側が外耳、内側が中耳と呼ばれます。耳が急に痛む場合は、この外耳や中耳が感染して炎症を起こしている事が考えられます。外耳には細菌の侵入から守る層があるのですが、耳掃除をやり過ぎたりするとこの層は傷ついてしまい、外からウイルスが侵入してしまい炎症を起こしてしまいます。一方中耳炎は、アレルギーや鼻炎、喉の炎症など上気道(鼻~喉)の炎症から、つまり体の内側から細菌が侵入する事により炎症が引き起こされます。耳の感染症で一般的なのが、この二つ。特に中耳炎は小さなお子さんにも多い感染症です。何をしても泣き止まない時は、中耳炎かもしれません。
症状は、痛み、耳垂れ、発熱、また一時的に難聴になる場合もあります。痛みは横になると一層強くなります。
アメリカの疾病管理センターによると、耳の感染症に抗生物質の服用は必要なく、通常は身体の免疫力で克服できるとされています。
ニンニクを使う療法や、免疫機能を上げる亜鉛のサプリやプロバイオティクスの摂取などがありますが、ここでは外耳炎、中耳炎の痛みの緩和や治療に役立つエッセンシャルオイルをご紹介します。
外耳炎、中耳炎の症状を改善するエッセンシャルオイルたち
♦ バジル
抗菌、抗酸化、抗ウイルス、抗痙攣、抗炎症などの作用を持つバジルオイルは、アーユルベーダでも耳の感染症の治療に使われています。ラットを使った研究でもバジルは中耳炎を引き起こす細菌(肺炎連鎖球菌やヘモフィルス属菌)に効果を見せたと報告されています。
使用例⇒コットンボールに少量を落とし、耳の入口に当てます。決して中に押し込まないでください。落ちないように絆創膏で止めると良いでしょう。
♦ フランキンセンス
フランキンセンスは抗菌作用は感染による炎症や痛み、腫れを抑えてくれます。
使用例⇒キャリアオイルとブレンドして、耳の後ろ側や足の裏に塗布します。
♦ ティーツリー
ティーツリーは強い抗菌、抗真菌、抗ウイルス、抗炎症などの作用を持つタ-ピネン-4-オールが主成分。痛みも和らげてくれます。
使用例⇒バジルと同様に、コットンボールに少量を付け、耳の入口に当てます。
♦ オレガノ
天然の抗生物質と言われるオレガノオイル。カルバクロールやチモールといった抗酸化作用のある成分は、殺菌、解毒、鎮痛などの働きがあります。
使用例⇒オリーブオイルなどのキャリアオイルとブレンドして耳の外側に塗布します。耳の中に入らないようにご注意ください。
注意点
耳の痛みが改善しない、もしくは酷くなった場合は、直ちに専門医にご相談ください。メニエル病やベル麻痺など、他に原因があるかもしれません。
エッセンシャルオイルは、植物で優しいとされていますが、アレルギー反応が出る方もいらっしゃいます。事前にパッチテストをされる事をおすすめします。
中耳炎はお子さんに多い感染症ですが、エッセンシャルオイルの使用は1歳を過ぎてからにしましょう。濃度は0.5%~0.8%と低くしてください。しかし、個人差もありますので、注意深く様子を見て、合わないようでしたら直ぐに使用を中止して主治医の診断を仰いでください。
■お子さんへの精油使用については下のリンクをご覧ください。