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- 【夏から続ける、5ヶ月素肌ケア】日焼け後のうるおいローション作り♪
【夏から続ける、5ヶ月素肌ケア】日焼け後のうるおいローション作り♪
- 2021/7/8
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- うるおいローション, アロマDIY, アロマクラフト, エッセンシャルオイルローション、手作り, ターンオーバー, ラベンダー、ティーツリー, ローマンカモミール, 日焼け後対策, 紫外線
【夏から続ける、5ヶ月素肌ケア】日焼け後のうるおいローション作り♪
夏から冬まで、ずっと、うるおう♪
今年も上半期があっという間に終わり、マスクのある暮らしがスタンダードになりつつも、気付けば夏到来。日焼けや肌トラブルが多くなる時期がやってきましたね。
さて、皆さんに質問です。実は紫外線は国や場所によって、ピークが異なることをご存知でしょうか?日本では梅雨時期の曇り空によって6月に、一番紫外線が強くなりますが、北半球の赤道近くの国は、7月がピーク、そして南半球は10月がピークに。それぞれの国で、紫外線対策をする時期は、少しずつ違うものです。
そこで今回は、ほてりや炎症、雑菌を抑えてくれる4つの精油を選び、手軽に作れる、日焼け後のうるおいローション作りをご紹介いたしますよ。制作時間はわずか10分足らず。全部を混ぜて、シールを貼って、フリフリするだけのカンタン工程です♪ 100mlサイズなので、たっぷり使えますよ。ぜひ、お試しくださいね!
準備するもの
・ポンプタイプのガラス製 遮光瓶 100mlサイズ程度
※プラスチック容器は精油で溶ける可能性があるのでご注意を!必ず遮光瓶をご用意下さいね。
※ポンプタイプは、たっぷり使用できるので、おすすめですよ〜!
♥ ビーカー (小)10ml×1
♥ ビーカー (大)100ml×1(こちらはなくてもOK!)
♥ ラベルシール 今回は横長のものがGOOD!
材料 100mlサイズ
♥ 無水エタノール 5ml
♥ グリセリン 5ml〜10ml
さっぱりタイプに仕上げたい方:5ml
しっとりタイプに仕上げたい方:10ml
※レシピ以上にグリセリンを入れすぎると、逆に乾燥してしまうので注意が必要です。
♥ 精製水 85〜90ml
精製水はグリセリンの量に合わせて調整しましょう。
<精油> ボディ用 合計20滴 / フェイシャル用 合計10滴
♥ ラベンダー 10滴/5滴
♥ ティートリー 5滴/3滴
♥ ペパーミント 2滴/1滴
♥ カモミール ローマン3滴/1滴 ※キク科アレルギーの方は避けましょう。
★濃度の計算方法★ よかったら参考にしてみてくださいね♪
1%の場合:100ml×0.01%濃度=1mlの精油が必要 1ml÷0.05ml/滴=20滴
0.5%の場合:100ml×0.005%濃度=0.5mlの精油が必要 0.5ml÷0.05ml/滴=10滴
作り方
作成時間: 10分程度
使用期間:2週間程度(早めに使い切りましょう)
1. 計量した無水エタノールを瓶の中へ入れます。(A)
2. (A)にペパーミント → カモミールローマン → ティートリー → ラベンダー の順で垂らします。
3. 無水エタノールと、精油がしっかりと混ざるように、瓶を左右に20〜30回フリフリしましょう。(B)
4. (B)に計量したグリセリンをゆっくりと流し入れます。※分離しないように、「ゆっくり」 がポイント!(C)
5. (C)ができたら、もう一度瓶を左右に20〜30回フリフリしましょう。(D)
6. (D)へ計量した精製水を入れます。瓶へゆっくりと流し入れましょう。
※精製水はグリセリンの量に合わせて調整しましょう。
※分離しないように、「ゆっくり」 がポイント! 2〜3回に小分けして入れてもOK!
※大きなビーカーがない方は、瓶の大体8〜9分目あたりまで精製水を入れましょう。入れすぎると、溢れてしまうので、くれぐれもご注意を。
7. 最後に、しっかりと蓋を閉めて、ラベルシールを貼って、最後は縦に20〜30回フリフリして完成です!
使い方
その1)朝のフェイシャルスキンケアに
洗顔後に、お手持ちの美容液や植物油を1プッシュ手に取り、薄く顔全体に伸ばします。その後に、今回のローションを3プッシュ手に取り、お顔に塗布しましょう。ハンドプッシュで丁寧につけると、肌にしっかり馴染みます。カモミールとラベンダーの香りが、お顔を優しく包み込み、すっきりとしたミントがほんのり香る、朝にぴったりのブレンドです。朝は嗅覚がリセットされているので、
その2)お風呂上がりのボディケアに
日焼け後の素肌は、熱を持っています。「シャワーの後の火照りも中々引かない・・・」なんてことはありませんか?そんな時こそ、今回のボディローションを使ってみましょう。腕〜脚、とにかく気になるところにバシャバシャと。2〜3回の重ねづけでよりしっとりします。ペパーミントが入っているので、塗った瞬間は、少しひんやりしますよ。冷蔵庫で冷やせば、さらに気持ちが良い上に、肌も引き締まるので、ぜひお試しくださいね。
■ラベンダー精油
シソ科。やさしい甘みのある香りのラベンダーは、痛みや炎症を抑える作用があり、日焼け後のほてりを鎮めて、さらにターンオーバーを促します。また、ターンオーバーしにくい、くすみ肌にお悩みの方は、ティートリーの代わりにフランキンセンスをプラスしてもOK。乾燥や肌荒れなど、様々な皮膚トラブルに効果的ですよ。心理的な作用としては、心を落ち着かせて、ストレスを和らげてくれるので、頭痛やイライラにも役立ちます。
■ティートリー精油
フトモモ科。精油の中でもトップレベルの抗菌・抗ウイルス作用があるとされ、繰り返すニキビのケアから、痒みや赤み、肌荒れまで幅広くカバーしてくれる優秀な精油です。筆者はマスクにかぶれやすく、痒みが続いていました。特に首元や喉が赤くなりがちでしたが、ラベンダーとティートリーをブレンドしたローションを使うと次の日には痒みや赤みが引き、3日後には綺麗な肌へと戻りました。これには驚きです!
■ペパーミント精油
シソ科。爽やかな香りが気分をリフレッシュさせて、心に元気を与えてくれるペパーミントは、リンパの流れもサポートするので、朝のむくみが気になる時には、特におすすめです。様々な精油と相性が良い反面、爽快感の奥には鋭さがあり、香りもかなり主張があるので、ブレンドする場合はほんのわずかに。
■カモミール・ローマン精油
キク科。緊張やストレスを和らげて、気持ちを楽にしてくれる芳醇な花の香りのカモミール・ローマン。炎症を鎮めたり、潤いを保ったり、むくみを軽減する働きがあるとされ、美容にも役立ちます。 カモミール・ローマンの作用は穏やかですが、やや重みのある強い香り
今回のレシピはいかがでしたでしょうか。香りを楽しみながら、「日焼け後の、うるおいケア」に、ぜひお役立てくださいね。
ご注意
◇今回ご紹介した全ての精油は、食品添加物ではありませんので誤飲には十分にご注意ください。
◇万が一、精油が目に入った場合は綺麗な水で洗い流してください。
◇3歳以下のお子様への、精油を使用したトリートメントはお控えください。
◇3歳以下のお子様は、芳香浴での精油の使用は可能です。
◇お子様が精油を飲み込んでしまった場合は、吐かせずに、すぐに医師の診察を受けてください。
◇お肌に合わないと感じたら使用をすぐに中止しましょう。
◇異変があった場合は医師にかかりましょう。
大切なペットと暮らす、ご家族のみなさま
犬や猫だけではなく、たくさんの動物たちの嗅覚は、私たち人間よりも格段に鋭いのをご存知ですか?
そのため、人に対する精油の使用であっても、ペットに害が及ばないように注意しましょう。
例えば、精油を用いた暮らしをする場合、香りをペットたちの鼻先にいきなり持っていかないようにご配慮くださいね。できる範囲でアロマのある暮らしを楽しんでいただけたらと思います。
今回は、対ヒト用のローションでしたが、ペットたちが倒してこぼしたり、飲んだりしないよう配置にも気を付けましょう。日常からアロマスプレーなどを作成したい方は、以下の計算式を参考にしていただけたら幸いです。
<濃度の計算式>
(例)100mlの水に対して、0.1%濃度の場合 2滴