- ナチュロパシー 自然療法
- アロマテラピーの世界, ナチュラルレメディ
- 【精油:マージョラム】愛と美の女神、アフロディーテに愛された精油
【精油:マージョラム】愛と美の女神、アフロディーテに愛された精油
【精油:マージョラム】愛と美の女神、アフロディーテに愛された精油
シャープなのに温かみがあり、そしてスパイシーな香りのマージョラムは、30センチ程に成長する多年草の植物です。オレガノの代用品としても使われる事もありますが、オレガノよりも繊細でマイルド。ギリシャ神話に登場する愛と美の女神アフロディーテの大のお気に入りだったと言われています。ギリシャ人たちは、マージョラムを「山の喜び」と呼び、結婚式や葬儀の時にマージョラムのリースや花冠を作っていたそうです。スパイスとしてもスープ、肉料理、サラダ、ソースなどに利用され、ボディーローションやバスソープなどのスキンケア商品にもよく配合されています。地中海地方、エジプト、ブルガリア、ドイツ、モロッコなど様々な国で栽培されている鎮静作用の高い精油です。
セラピーとして利用する場合は
マジョラムには多くの作用ありますが、主に肉体的な痛み、抗ウィルスや抗菌、加温、理性を保つなどが主な効果です。
痛みを抑える効果は、頭痛、腰痛、歯痛、筋肉痛などに、抗ウィルスや抗菌、抗真菌の作用は風邪やインフルエンザ、はしか、水虫などの感染症の症状改善に役に立ちます。
リラックス効果を促すことで血管を広げて新陳代謝をよくします。また身体を温めるだけでなく、やる気が無くなってしまった時や孤独に感じてしまう時には心を優しく温めてくれます。ヒステリー状態やイライラが収まらないという衝動的な部分を抑えてくれるので理性的に行動したい時におすすめの精油です。
オイルの詳細
学名:Origanum majorana
科名:シソ科
抽出法:水蒸気蒸留法
抽出部位:葉
主な科学成分:4-テルピネオール、γテルピネン、ピネン、サビネン、ミルセン、リナロールなど。
ブレンドガイド
ノート:ミドルノート
相性のよいオイル:シダー、バジル、ユーカリ、ペパーミント、パイン、タイム、カモミール、ラベンダー、ティーツリー、サイプレス等。
おすすめの使用法
♦ ディフューザーで:ヒステリーやイライラ、不安、孤独を感じた時に。外出先では、清潔なガーゼやティシュなどに2~3滴落として吸引しましょう。
♦ 入浴時に:バスタブに数滴落として入浴します。全身がリラックスし、身体と心の痛みや緊張、過敏になった神経を和らげてくれます。ストレスを強く感じている時にもおすすめです。
♦ マッサージ:お好きなキャリアオイルとブレンドして、全身や痛むところをマッサージします。悲しい時は胸をマッサージしてみましょう。お腹の冷えからくる鼓腸や便秘など消化の問題には腹部を、生理痛には下腹部に塗布してマッサージします。
注意点
通経作用があるので妊娠中、授乳中の方のご使用はお控えください。低血圧の方が使用すると倦怠感を感じることがありますので、ご注意ください。塗布する場合は必ず希釈してからご使用ください。シソ科の植物にアレルギーがある方はご注意ください。