- ナチュロパシー 自然療法
- アロマテラピーのレシピ, アロマテラピーの世界, ナチュラルDIY, ナチュラルレメディ
- 秋の乾燥肌にお困りですか?秋の夜長にぴったりな潤いナイトスキンローション
秋の乾燥肌にお困りですか?秋の夜長にぴったりな潤いナイトスキンローション
- 2018/10/23
- アロマテラピーのレシピ, アロマテラピーの世界, ナチュラルDIY, ナチュラルレメディ
- アロマセラピー, エッセンシャルオイル, オポパナックス, サンダルウッド, スィートミルラ, スキンローション, フランキンセンス, 乾燥肌, 白檀, 精油
秋の乾燥肌にお困りですか?秋の夜長にぴったりな潤いナイトスキンローション
■秋の夜長が待ち遠しい?!
暑さも和らぎ、いよいよ秋も本番を迎え、街ではどこか懐かしいノスタルジーな秋のはじまりを、金木犀の香りが教えてくれますね。
さて、「まだ10月だから、そこまでたっぷり保湿しなくて大丈夫だよね?」 と、皆さんお考えでしょうか? ズバリ答えは「NO!」 夏の紫外線による日焼けや、乾燥による肌の水分不足、毎日の洗顔による摩擦で、その負担は計り知れません。
そこで!注目するのは、 “サンダルウッド(白檀)”
実は、サンダルウッドには、肌を柔らかくして保湿する作用があることを皆さんはご存知でしょうか? 今回は、瞑想の香りとしても知られているサンダルウッドをベースに、秋の森を散歩しているような、深く落ち着きのある香りをお楽しみ頂ける、ナイトスキンローションをご紹介いたします。
また、下記のブレンドを植物油(200ml程度) に入れると、クレンジングオイルとしても使えるのでぜひ、お試しくださいね。
材料と準備するもの
-ナイトスキンローション 200ml-
<基材>
♥ 無水エタノール 20ml
♥ 精製水 165ml
♥ グリセリン15ml
<精油>
♥ サンダルウッド精油 11滴
♥ スイート・ミルラ精油5滴
♥ フランキンセンス・セラータ精油16滴
♥ ベルガモット精油 8滴
<道具>
♥ 遮光瓶 200ml容器
♥ A:ビーカー(大) 100mlサイズ
♥ B:ビーカー(小) 10ml サイズ
♥ ガラス棒(もしあればでOK。)
作り方
- Aを用意し、Bで無水エタノール20mlを計り、Aに入れる。
- Aに、精油を サンダルウッド → スイート・ミルラ → フランキンセンス・セラータ → ベルガモットの順で入れ、ガラス棒でよくかき混ぜる。
- Bでグリセリン 15mlを計り、Aに入れ、ガラス棒でよくかき混ぜる。
- Aを遮光瓶へ入れ、一度空にする。
- Aで精製水を165ml計り、遮光瓶へ入れる。
- 遮光瓶の蓋をしっかりとしめ、20回ほどよく振れば完成です!
※柑橘系の香りは揮発性が高いので、ブレンドの際には最後に入れるのがおすすめですよ。
※グリセリンは春〜夏:10〜15ml 秋〜冬:15ml〜20mlがベスト。どんな化粧水でも、顔につけると少しずつ揮発しますが、グリセリンを入れすぎると、揮発時に顔の水分まで奪い、余計に乾燥してしまうこともあるのでご注意を。
♦ サンダルウッド エッセンシャルオイル
ビャクダン科。別名:白檀。オリエンタルでウッディーな香りは一度嗅いだら忘れられない、どっしりとした香り。2〜3日は香り続けると言われる精油です。インド原産の香木の一つで、お香の香りとしても有名ですよね。
肌を柔らかくし、保湿作用があるサンダルウッドは、ホームマッサージにもぴったり。鎮静作用もあるので、我を忘れるような忙しい日々から、心を穏やかにしてくれますよ。自宅で簡単にサロンにいる様な気分になれるのも魅力ですね。また、気管支系の不調のケアにも役立ちますので自宅に1本は常備していきたい精油です。アロマランプでじっくり派なあなたも、ディフューザーで手軽に香りを楽しみたいあなたも、アジアンな気分で寛いでみてはいかがでしょうか?
一方で、サンダルウッドは環境保全の観点から、その生態が危惧されているのも現状で、入手困難な精油のひとつとなっています。フローラコピアでは、“ エコ・プロジェクト ”と題して、貴重な資源を守っていくためにも、木の保存や生産を行なっています。植物の力に感謝し、私たちユーザーが心から大切に使っていくことが、これらからの環境保全へ繋がっていくと信じています。
♦ スイート・ミルラ エッセンシャルオイル
カンラン科。別名:オポポナックス。一般的なミルラによく似たムスク(=麝香)のような、バルサム調の神聖的な香りですが、ミルラよりもやや甘い香りが特徴です。
サンダルウッド同様、貴重な精油で、樹脂を蒸留して作られています。ソマリアや、エチオピアの熱帯地域が原産で、古くから宗教儀式などに使われてきました。スイート・ミルラは、高ぶった神経を鎮静し、本来の自分を取り戻し、意識をはっきりとさせてくれる、そんなスピリチュアルな作用に、古代人も魅力に感じたのでしょう。
また、筋肉の緊張を和らげる作用もあるので、運動後の筋肉痛や関節痛にも役立ちます。ホホバオイルなどに入れてマッサージしてみましょう。ラベンダーや柑橘系との相性も良いので、アロマテラピーに馴染みのない、お父さん世代にも◎ ジム帰りや仕事で疲れた男性にも、ひとときの癒しを与えてくれる香りです。
♦ フランキンセンス・セラータ エッセンシャルオイル
カンラン科。別名:オリバナム、乳香。イエス・キリストの誕生時に東方の三賢人が捧げた贈り物として、新約聖書にも登場する祈りの香り。フランキンセンスの神秘的な香りは、古代から瞑想や宗教儀式に使われ、特に古代エジプトでは昼に乳香、夜にミルラが神殿で焚かれ、儀式には欠かせないものとなっていたそう。
また、エイジングケアの強い味方でもあるフランキンセンス。加齢とともに下がっていく、肌の水分量…。水分不足によるシワやたるみは、女性たちの永遠の悩み。フランキンセンスは、肌に活力を与え、ハリや艶を取り戻すお手伝いをしてくれますよ。
冬場の水仕事による手荒れは、フランキンセンスのローション+ハンドクリームで健やかな肌をキープしてみてはいかがでしょうか?使い勝手が良い精油ですので、1年通してスキンケアに役立ちますよ。
♦ ベルガモット エッセンシャルオイル
ミカン科。柑橘系の中でも、エレガントで上品な香り。ベルガモットは、イタリアの城壁都市、“ ベルガモ=Bergamo)に由来します。遡ること、18世紀。世界最古の香水” ケルンの水(=のちにオーデコロンと呼ばれる) “ の原料としても使われていました。
柑橘系の精油は、消化器系全般の不調に良いとされ、胃の調子を整えるだけではなく、便秘や下痢、食欲不振時にも役立ちます。また、過食傾向の場合や、神経性の胃腸トラブル時には、特におすすめです。
今回のナイトローションでは、ウッディーテイストの中に、あえてベルガモットをブレンドすることで、香りがまとまります。猛暑の夏を乗り越え、今年は台風も多く、気温差の激しい1年となりました。季節の変わり目は、体調や心が落ち着かない時期もあるのではないでしょうか?情緒不安定気味な日や、何となく元気が出ない時、ベルガモットの芳香浴で気分転換をしてみましょう。
♦ さらに精油を加えたい方
♦ ラベンダー 1〜2滴で土っぽい印象を変えてみましょう。
シソ科。ハーブ・柑橘系・樹脂系とも相性のいいラベンダー。全体の香りがまとまります。デスクワークや、低気圧による頭痛、やり場のないイライラまで、まるで魔法のように吹き飛ばしてくれるラベンダー。一見、愛らしい見た目のラベンダーですが、水はけの良い石灰質の山岳地帯で育ち、その姿はまるで逆境に立ち向かう強さがあるとも言われています。
注意点
◇ベルガモットには光毒性があります。
◇今回のローションはナイトケア用です。直射日光に当たる時間帯の使用はお控えください。
◇ローション使用後、約8時間は直射日光は避けましょう。
◇ベルガモットを抜いて、ラベンダーを代わりに加えても◎
◇食べ物にはかからないようにしてください。
◇万が一、目に入った場合は綺麗な水で洗い流してください。
◇異変があった場合は医師にかかりましょう。