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身体が温まり、胃腸にも優しい紫さつま芋と人参ジンジャースープ
身体が温まり、胃腸にも優しい紫さつま芋と人参ジンジャースープ
2020年が始まりました。1月は年末を忙しく過ごされ、体調を崩す方もいらっしゃるのではないでしょうか。日本には、1月7日に七草粥を食べる習慣がありますね。無病息災や健康長寿を願って頂きますが、お正月のごちそうで疲れた胃腸を休めるためとも言われます。私自身、1月は体の調子を整えるのにとても良い月だと思っています。今回は紫さつま芋と人参、そして生姜を使った胃腸に優しいスープをご紹介します。血液をサラサラにする硫化アリルを含む玉ねぎが入り、血行を良くし、体を温める生姜も含まれるので代謝も良くなりダイエットにも最適なスープです。
« 人参 »
人参にはベータカロテンが豊富に含まれます。緑黄色野菜に含まれるベーターカロテンは、体内でビタミンAに変換され、皮膚、目の健康や神経機能にも重要な栄養素です。また抗酸化物質のルテインやリコピンも含まれます。ルテインはカロテノイドの一種で特に目の健康維持に大切な栄養素です。リコピンはトマトに多く含まれていますが、人参にも含まれ、がんや心疾患予防にも効果があると言われています。
« 紫さつま芋 »
紫さつま芋は糖質、食物繊維、カリウム、ビタミンCが多く含まれ、100g中に含まれるカロリーは140カロリー。抗酸化物質も豊富で、特にアントシアニンやフラボノイドが多く含まれます。アントシアニンは血圧降下作用があり、体内炎症を抑えるため、がん予防にも効果があると言われます。フラボノイドは糖の吸収を抑えるので、血糖値の急上昇を防ぐことができ、血糖値が安定します。また活性酸素を除去する作用もあります。そして健康な細胞を作り、鉄分の吸収をよくし、DNA損傷から体を守るビタミンCも多く含みます。紫さつま芋に含まれる糖質にはレジスタントスターチ(難消化スターチ)がとても多く含まれます。レジスタントスターチは小腸で消化されずに大腸まで届き、腸内細菌の餌になります。善玉菌が増えれば悪玉菌が減り、腸内環境が整うと便通が促されます。レジスタントスターチは大腸癌や炎症性腸疾患や過敏性腸症候群に罹るリスクを減らす効果があるとも言われます。
材料:4〜6人分
♥ 玉ねぎ 1/2個
♥ 生姜 1~2スライス
♥ 紫さつま芋 500g
♥ 人参 300g
♥ オリーブオイル 大さじ2〜3
♥ ベイリーフ 2枚
♥ 昆布 7cm
♥ 塩胡椒
♥ アーモンドミルク 1カップ
作り方
① 玉ねぎはみじん切りに、スライスした生姜もみじん切りにします。紫さつま芋と人参は皮をむいて1〜1.5cm幅にカットします。
② お鍋にオリーブオイルを熱して、生姜と玉ねぎを炒め、塩胡椒を少々します。玉ねぎが透き通ったら紫さつま芋と人参を加えて塩胡椒をして人参と紫さつま芋が柔らかくなるまで炒めます。
③ お水を3カップ又はひたひたより多めに加えます。ベイリーフと昆布を入れて20分ほど煮ます。
④ 火を止めて少し冷ましたら、昆布とベイリーフを取り出してフードプロセッサーに汁ごと移してピュレ状になるまで混ぜます。
⑤ ピューレ状になったらお鍋に戻して、アーモンドミルクと塩胡椒をして弱火にかけます。味が整ったら出来上がり。パセリなどを飾って頂きます。