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春のデトックス時期に体を温めて体質改善:温豆腐の西洋ネギソース
- 2021/4/22
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- アリシン, バルサミコ酢, ホルモンバランス調整, 春のデトックスレシピ, 洋風湯豆腐, 洋風豆腐料理, 西洋ネギ(リーキ), 食物繊維豊富
春のデトックス時期に体を温めて体質改善:温豆腐の西洋ネギソース
春真っ只中の4月。私の住むニューヨークも暖かくなり、ファーマーズマーケットも冬野菜に代わって、春の野菜や果物が顔を揃えました。天気も良いので気分が上がる季節です。日本では、4月というと年度の始まりの月ですが、体も同じ様に一年の始まりと思って体調を見直す良い時期です。何を食べたら体のお掃除ができ、栄養が取れるのかを知っておくことも大事です。
暖かい季節になりましたが、まだ時折寒い日もあるので、今回は春野菜を使った体が温まるレシピです。デトックス効果のある春野菜の西洋ネギと大豆の栄養がたっぷり詰まった豆腐を使います。バルサミコ酢を使うので洋風のお豆腐料理が楽しめます。
≪西洋ネギ(リーキ)≫
西洋ネギ(リーキ)は玉ねぎやニンニク等と同様に独特の香りがあり、ネギ属(学名はAllium porrum)に入ります。見た目でもわかる様にネギには食物繊維が多く含まれています。食物繊維は満腹感を与えてくれるので食べ過ぎ防止に繋がります。ネギに含まれる不溶性食物繊維は胃や腸で水分を吸収して膨らむため、腸を刺激して蠕動運動を活発にする整腸作用もあります。
ネギの青い部分に含まれるビタミンKは、血液凝固や、骨内のタンパク質を活性させ、カルシウム吸収を上げるので、丈夫な骨形成を促します。ネギには抗酸化物質も多く、特にネギの白い部分にはアリシンと呼ばれる新陳代謝を活発にする硫化アリルが含まれます。アリシンには心疾患に関連する高コレステロールや高血圧を下げる効能があると言われ、他には抗菌・抗カビ作用もあります。他にもケンペロールというフラボノイド系の栄養素を含みます。ケンペロールは抗炎症作用があり、癌細胞の増殖を防ぐとも言われます。
ニンニクにもネギと同様にアリシンが含まれます。また、ニンニクは血圧やコレステロールを下げる効能があるとも言われるので、少量でも日々の食卓に取り入れたい食材の一つです。
≪豆腐≫
豆腐は大豆から作られますが、大豆と言えば抗酸化物質のイソフラボン。イソフラボンはホルモンバランスを整えるだけではなく、動脈硬化予防効果があるとも言われます。また大豆を食べている女性の乳がん罹患率が低いという研究結果も多く出ています。大豆に含まれる他の成分のサポニンは、活性酸素の抑制効果があります。大豆商品を選ぶ時は必ず有機大豆、NON-GMO(遺伝子組み換えでない)を選びましょう。豆腐には体内で作られないタンパク質に含まれるアミノ酸9種類を含みますが、メチオニンというアミノ酸が比較的少ないので、メチオニンを多く含むお米と一緒に食べるとバランスが取れます。他のアミノ酸のリジンも大豆には多く含まれますが、お米には少ないので補うことができます。タンパク質は骨、筋肉の形成や代謝にも深く関わり、豆腐は食物繊維も含むので腸内の健康維持にも大変役立つ食品です。
材料 2~3人分 春のデトックス時期に体を温めて体質改善:温豆腐の西洋ネギソース
♥ 木綿豆腐 1丁
♥ 昆布 3cm角
♥ 塩
♥ 水
〖西洋ネギソース〗
♥ 西洋ねぎ(リーキ) 15cmくらい1本→青い部分も斜めに薄切り
♥ ニンニク 1片→みじん切り
♥ オリーブオイル 大さじ1.5
♥ 塩こしょう 適宜
♥ バルサミコ酢 大さじ2〜3
作り方
① 西洋ネギソース を作ります。フライパンにオリーブオイルとニンニクを入れて中火で炒め、ニンニクに火が通ってきたら、斜め細切りにした西洋ネギ、塩こしょうを加えて中火で炒めます。ネギに火が通ってきたら弱火にしてバルサミコ酢大さじ2加えてネギと絡めて火を止めます。
② 豆腐は4〜6等分にカットします。水切りの必要はありません。お鍋に昆布とお水400mlを入れて沸騰したら豆腐と塩少々を入れて弱火で5分弱煮ます。
③ 豆腐をお皿に盛り付けたら、①の西洋ネギソースを弱火にかけてバルサミコ酢大さじ1を更に加えて30秒ほど温めたら火を止めて豆腐にかけて頂きます。
▼Tips▼
*甘みが欲しい場合は生はちみつを加えると良いでしょう。
*お豆腐を温める際にお醤油を少し足し、ネギソースを炒める際にごま油を使うと和食になります。
*少しこってりした一品にしたい場合はネギソースにパルメザンチーズを混ぜると美味しいです。
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