- ナチュロパシー 自然療法
- アロマテラピーの世界, ナチュラルレメディ
- 【精油:ローズゼラニウム】~ローズのような香りで、不安な心や疲れたお肌に元気を与える精油~
【精油:ローズゼラニウム】~ローズのような香りで、不安な心や疲れたお肌に元気を与える精油~
- 2018/10/6
- アロマテラピーの世界, ナチュラルレメディ
- アンチエイジング効果, エッセンシャルオイル, セルライト, ホルモンバランス調整, マッサージ, ローズオイル, ローズゼラニウム, 浮腫み, 精油, 自律神経調整
【精油:ローズゼラニウム】~ローズのような香りで、不安な心や疲れたお肌に元気を与える精油~
ローズの香りに似たローズゼラニウムは、ローズよりも安価な事からその代用品として石鹸や化粧品にもよく使われています。しかしその働きは香りの代用だけではなく、冷却効果を持ち、沈んだ心を癒したり、疲れた肌に元気を与えてくれる精油です。
古代エジプト時代、ガン腫瘍の治療の為にローズゼラニウムの精油が使われていたそうです。また古くは火傷や皮膚疾患の治療にも役立った精油。17世紀後半になるとヨーロッパに持ち込まれ、ビクトリア時代には大変人気の植物となりました。その葉は正式な晩餐のフィンガーボウルに加えられるなど、人々の生活の中に取り込まれてきたようです。
ローズゼラニウムとゼラニウムは品種が違いますが、効能はほぼ同じです。
セラピーとして利用する場合は
鎮静、鎮痛、ホルモンバランスの調整、自律神経の調整、収れん作用、炎症を抑える、抗菌、抗酸化、抗真菌、抗ウイルスなどの働きがあります。
スキンケアとして高い人気がありますが、それは乾燥肌からオイリー肌まで使える上、抗酸化の働きはシワやシミの予防などアンチエイジング効果も期待できるからです。ホルモンバランスを調整する働き、ストレスや不安の心をなだめる効果は、特に生理前や生理中の時の不快な症状を改善してくれます。またリンパの流れを良くすることから、浮腫みやセルライトの予防や改善にも期待できます。
オイルの詳細
学名: Pelargonium roseum/ Pelargonium graveolens,
科名: フウロソウ科
抽出法: 水蒸気蒸留法
抽出部位: 根以外の全草
主な科学成分: シトロネロール、ゲラニオール、ギ酸シトロネリル、イソメントン、リナロールなど。
ブレンドガイド
ノート: ミドルノート
相性のよいオイル: グレープフルーツ、ベルガモット、ライムなどの柑橘系オイル、キャロットシード、ホーリーバジル(タルシ)、ラベンダー、ローズ、ジャスミン、クラリセージ、サンダルウッド、パチュリーなど。
おすすめの使用法
・吸入:ディフューザー、もしくはコットンや清潔なガーゼに数滴落として吸い込みます。ストレスが多い時、不安な時の助けとなるでしょう。
・マッサージ:お気に入りのキャリアオイルとブレンドして、全身をマッサージします。リンパの流れを活発にするので、浮腫みやセルライトの予防や改善に役立ちます。
・スキンケア:無香料のフェイシャルクリームに少量を足しても使用できます。引き締め効果や、ホルモンバランスを整える働きは内側からも潤いを与えてくれ、シワやシミの改善や予防にも有効です。イランイランを足すと一層効果的です。
注意点
安全性の高い精油ですが、服用はしないでください。ホルモン分泌に働きかける作用がありますので、妊娠中や授乳中の方は、事前に専門医や主治医にご相談ください。