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香り豊かな自然の恵み、エッセンシャルオイルで乗り越える【更年期障害】
香り豊かな自然の恵み、エッセンシャルオイルで乗り越える【更年期障害】
生理がない状態が12か月間続くと閉経と言われており、その平均年齢は51歳。卵巣の機能が少しずつ低下し、女性ホルモンのエストロゲンやプロゲステロンが分泌をしなくなる現象で、女性にとってはもう子供を授かる事がなくなる大きな転換期です。個人差もありますが、イライラ、不安、鬱、物忘れ、火照り、寝汗、頭痛、不眠、抜け毛、ニキビ、皮膚や膣の乾燥、体重増加など、心にも体にも様々な症状が現れます。更年期障害が始まるのは通常40代~50代ですが、中には30代から症状に悩まされるという方もいるようです。喫煙者は平均より早く閉経を迎える傾向があると言われています。
更年期障害の治療として行われるホルモン補充療法は当初は安全とされていましたが、心臓病や卒中のリスクが高まる事が分かっています。研究によるとエストロゲンとプロゲスチン(黄体ホルモン)を含むホルモン補充療法を受けた患者は、乳ガン、子宮がん、脳梗塞になるリスクが大幅に高まったと報告されています。
自然療法で更年期障害を和らげる方法はいくつかありますが、ここではエッセンシャルオイルを使って辛い症状を乗り越える方法をご紹介します。
更年期障害におすすめの精油
♦ クラリセージ
体内でエストロゲンのような働きを生み出すフィトエストロゲンが含まれており、ホルモンのバランスを取ってくれます。主成分の酢酸リナリルとリナロールは共に抗不安、鎮静、鎮痛などの効果を持っておりリラックス効果を高めるのでイライラや不安、鬱な気分を取り除き、安眠につなげてくれます。更年期障害だけでなく、重い生理や生理痛にも効果的です。また、体重増加や甲状腺ホルモンレベルにも関わるストレスホルモンのコルチゾールを下げる働きもあります。
♥ ディフューザーで焚いたり、キャリアオイルとブレンドして腹部や首回りをマッサージします。女性ホルモンといえばクラリセージというほど有名ですが、ブレンドの濃度が濃すぎるとダルさを招くこともありますので、マッサージの際には量を調整して使用しましょう。
♦ ローマンカモミール
鎮静や抗痙攣などの効果を持つローマンカモミールは女性のお悩みにオールマイティーに対応します。火照り、イライラや怒り、不安な気持ちを和らげ、安らかな眠りに導いてくれます。鎮痛作用は頭痛にも効果的ですが生理痛などの鈍痛に特に効果を発揮します。ローマンカモミールはお肌の健康にも良くハリやたるみなど年齢肌にも効果的です。火照りにはクラリセージと併用すると更に効果的です。
♥ ディフューザーで焚いたり、直接吸入、またキャリアオイルとブレンドして全身をマッサージします。香りが強いのでフェイシャルに使用する場合には0.5%以下の濃度がおすすめです。
♦ ペパーミント
主成分のメントールは、火照りや寝汗をクールダウンさせてくれます。心と身体の疲れ、また頭痛や吐き気にも効果的です。
♥ ディフューザーで焚いたり、直接吸入、またスプレーボトルに蒸留水とブレンドして、空間にスプレーするのもおすすめです。
♦ ラベンダー
自律神経を整えて心のバランスをとってくれるラベンダーは鎮静やリラックス効果で有名。イライラや不安、そして不眠の時に大きな効果を発揮します。また更年期には血圧が高くなる方もいらっしゃいますが、ラベンダーは血圧を下げてくれる働きもあります。その他にも抗菌、鎮痛、抗痙攣など多くの働きを持っていますが乾燥肌などお肌のトラブルなどオールマイティに活躍してくれる精油です。
♥ ディフューザーで焚いたり、直接吸入、キャリアオイルとブレンドして全身、または手首の内側、こめかみや耳の後ろ側、足の裏などにマッサージしましょう。クラリセージとブレンドすると更に効果的です。
その他、更年期障害に役立つ精油は、ゼラニウム、ジャスミン、レモン、ライム、イランイラン、サイプレスなどがあります。
≪エッセンシャルオイルの他、更年期障害に効果的なハーブやサプリメント≫
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