夏バテ防止＆食欲を促進【紫蘇入りコールスロー】

ニューヨークは蒸し暑い日々が続いていますが、皆さんはいかがお過ごしですか。暑い日は体力を消耗するので、水分補給や栄養管理に気をつけるようにしていますが、長時間火を使うお料理は避けたいので、今月ご紹介するコールスローのように簡単にできて栄養が摂取できるものを食べるようにしています。

今回のコールスローには紫蘇を加えています。一口食べると紫蘇の香りを味わえ、食欲を促してくれます。コールスローのドレッシングはマヨネーズではなくヨーグルトを使いました。キャベツは胃腸を整える野菜、ヨーグルトは腸内環境を整えてくれるので、体力維持や冷たい飲食が続く夏におすすめの一品です。

≪キャベツ≫

キャベツにはビタミンCが多く含まれるので、日差しの強い夏の美肌対策にも欠かせない野菜です。骨と歯の健康必要なカルシウムやビタミンKも含みます。他のビタミン類ではビタミンU、「キャベジン」とも呼ばれる栄養素が多く含まれ、コレステロールを下げる効能があり、胃や十二指腸潰瘍の治癒を助けるとも言われます。キャベツは食物繊維が多く含まれますが、特に水溶性食物繊維を多く含みます。水溶性食物繊維はコレステロールや血糖値をコントロールする効能もありますが、腸内細菌の餌にもなり、この細菌が短鎖脂肪酸を生産して腸内細胞に栄養を与えます。短鎖脂肪酸は腸内で作られる神経伝達物質のセロトニンの分泌を促します。セロトニンの分泌が促されると睡眠の質が上がり、リラックスをさせるなど、精神面の健康にも良い効能を与えます。

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≪とうもろこし≫

とうもろこしの美味しい季節ですが、有機栽培で育てられたとうもろこしを選びましょう。とうもろこしに含まれる多くの食物繊維は不溶性食物繊維です。便秘解消に効果があり、便通を促すので大腸がんの予防にもつながります。また皮膚の健康や免疫力アップに欠かせないビタミンCも多く含まれます。とうもろこしの黄色に含まれる抗酸化物質でカロテノイドの一種のルテインとゼアキサンチンが含まれ、皮膚や目の健康に大切な栄養素です。

≪人参≫

人参にはβカロテンが多く含まれ、免疫機能を正常に働かせる作用や目や皮膚の健康維持に必要です。髪の毛、爪の健康に欠かせないビオチンも含まれます。

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≪青紫蘇≫

日本のハーブとも言われる紫蘇の葉はアンチエイジングに欠かせないハーブとも言われます。英語ではペリーラ呼ばれていますが、紫蘇の香り成分のペリルリルアルデヒトという物質が名前の由来です。ペリルリルアルデヒトは胸焼けや胃腸の調子を整える効果があります。ビタミン、ミネラル類では、ベータカロテン、ビタミンC、カルシウムを含みます。

材料　8~10人分

♥ キャベツ　中1/2 玉　→千切り

♥ 人参　1/2本　→千切り

♥ とうもろこし 1本

♥ 青紫蘇　4枚　→千切り

＜ドレッシング＞

♥ ヨーグルト（無糖、全脂肪）1/2カップ

♥ オリーブオイル　1/4カップ~

♥ レモン汁　大さじ２

♥ お酢　大さじ１

♥ 生はちみつ　小さじ１

♥ 塩　小さじ1/2~1

♥ こしょう　適宜

＜準備＞

とうもろこしを茹でて冷ましておく。

作り方

①　キャベツと人参は千切りにカット。とうもろこしの実を削ぎ落として、キャベツと人参と一緒に混ぜます。青紫蘇も千切りにします。

②　ドレッシングの材料をボールに入れてよく混ぜます。

③　①のキャベツ、人参、とうもろこしにドレッシングを加えて混ぜます。良く混ざったら青紫蘇を加えてさっと混ぜて盛り付けます。

★Tips★

＊ヨーグルトとオリーブオイルの代わりにマヨネーズで使用可能。