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- 【精油:カッシア】~古代エジプトでも使われていた精油。ストレスや関節の痛みにも働きかけてくれる~
【精油:カッシア】~古代エジプトでも使われていた精油。ストレスや関節の痛みにも働きかけてくれる~
【精油:カッシア】~古代エジプトでも使われていた精油。ストレスや関節の痛みにも働きかけてくれる~
カッシア(Cassia)の原産は中国とビルマ、特に中国では伝統的に使われてきた基本漢方のひとつです。古代エジプトではミイラを作る時の防腐処置にカッシアを中国から輸入しており、また聖書にも聖なるオイルとして登場するなど、大変古くから使われてきました。熱帯性の常緑樹で幹は細く、沢山の黄色い花を咲かせるカッシアはシナモンと同じクスノキ科の植物。スパイシーで暖かな香り、効能なども大変似ていますが、カッシアはシナモンより甘いのが特徴です。伝統的にカッシアはハンセン病、丹毒(皮膚の感染症)、ガスの溜まり、生理に関する症状、消化不良、咳、潰瘍などの治療に使われてきました。食品の香り付けにも使われています。
セラピーとして利用する場合は
カッシアには抗菌、抗ウィルス、抗真菌などの働きがあります。下痢の緩和、血流や代謝をアップ、関節の痛みを緩和、ストレス軽減に効果を発揮、また血糖値を下げる効果にも期待できます。
オイルの詳細
学名:Cinnamomum Cassia
科名:クスノキ科
抽出法:水蒸気蒸留法
抽出部位:樹皮、葉、枝
主な科学成分:シンナムアルデヒド(約90%)、メチルユジノール、ベンズアルデヒド、クマリン、リナロール、チャビコールなど。
ブレンドガイド
ノート:ミドル~トップノート
相性のよいオイル:ローズウッド、サイプレス、ジュニパー、クラリセージ、ローズマリー、イランイラン、ネロリ、ジャスミン、ベルガモット等
おすすめの使用法
♦ ディフューザーで:ストレスや緊張をほぐし、肺もキレイにしてくれます。吐き気を抑えたい時にも良いでしょう。(外出中の時は、ティッシュや清潔なガーゼなどに1~2滴落とし、鼻に近づけ吸い込みます。)風邪予防にはクローブやジンジャーをブレンドすると一層効果的です。呼吸も楽になるでしょう。
♦ 消化促進:ココナッツオイルやホホバオイルなどお好きなキャリアオイルとブレンドして、足(足の裏を含む)やお腹をマッサージします。
♦ マッサージ:カッシアは血流をよくする効果があります。お好みのマッサージオイルやキャリアオイルとブレンドして痛む関節を優しくマッサージしましょう。
水虫にも効果的なので、患部に塗ってみてください。
注意点
妊娠中、授乳中の方のご使用はお控えください。皮膚に刺激があるので、必ず希釈してご使用ください。最初はパッチテストをされる事をおすすめします。