【清らかな新年の練り香】 〜サイプレス・ユーカリ・レモン・ライムの背筋しゃっきりブレンド〜

練り香

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【清らかな新年の練り香】〜サイプレス・ユーカリ・レモン・ライムの背筋しゃっきりブレンド〜

さぁ!気持ちを新たに!今年のアロマ始めは、4種のしゃっきりブレンドから。

2019年がやってきました!年末年始はいかがお過ごしでしたか? お腹いっぱい食べたおせち料理や、楽しかった帰省の思い出で、胸が一杯になりますよね。

長期の休みが続くと、気持ちが中々元に戻らず、だらけてしまいがち。そこで、今回はフレッシュさを生かした、サイプレス・ユーカリ・レモン・ライムの4種の精油を使った、清らかな新年の練り香づくりをご紹介致します。時折ふわっと香る練り香は、和服のお供にもぴったり!身につける、おもてなしのひとつとして、着物を着るチャンスがある方も、ぜひお試しくださいね!

時折ふわっと香る練り香は、和服のお供にもぴったり!

背筋を伸ばして息を吸い込んで、ふぅ〜っと吐いて。新たな年をより良いものにするために。今年もアロマのある暮らしを楽しんでいただけると幸いです。ちょっとしたリフレッシュに使える香りなので、お出かけ前や気持ちが乗らない時などに、塗ってみてはいかがでしょうか。

材料と準備するもの

– 清らかな新年の練り香 (10ml容器 2個分) –

<基材>
ホホバオイル(精製タイプ) 15ml
ミツロウ (未精製タイプ) 5g

材料と準備するものは?

<精油>
サイプレス 1滴
ユーカリ精油  2滴
レモン精油 1滴
ライム精油  1滴

<道具>
小さい鍋
10ml容器 (出来れば遮光のものを選びましょう)
ガラスビーカー50mlサイズ(なければ100mlサイズでもOK!)
ミニヘラまたはガラス棒
ラベルシール(丸い形がオススメです)

※1ヶ月程度で使い切りましょう!※

作り方

1.  ミツロウをガラスビーカーへ入れて湯煎で溶かす。(A)
2. ミツロウが溶けたら、(A)にホホバオイルを入れて、馴染むまでよく混ぜ、火から下ろす。
3. そこへ精油を、サイプレス → ユーカリ → ライム → レモン の順で入れる
※こぼれないように、ゆっくりと垂らしましょう
4. よく混ぜ、固まる前に、容器へ移し変えましょう。
5. 1時間後にはすっかり固まっているので、指先に取り、手首や首筋に塗ってみましょう!

※柑橘系の香りは揮発性が高いので、ブレンドの際には最後に入れるのがおすすめですよ。
※特に冬場は、朝夕の室温差があるので、冷蔵庫などで保管しましょう。

♦ サイプレス エッセンシャルオイル
ヒノキ科。(和名:糸杉)松に似た、クリアな香りが印象的で、心のモヤモヤまで取り除いてくれるような香り。 実は、サイプレスの成分の約半分がα-ピネン。森林浴をしているようなリフレッシュ気分を味わうことができる精油です。

消毒殺菌作用も持ち合わせているので、人が大勢参加するような冬のイベントに、風邪やウイルス対策として、つけていくのも◎

また、サイプレスの学名は、Cupressus semprevirensと言い、 “Cupressus”は、ギリシア神話のキュパリッソスという美少年を指します。ある日、仲良しだった鹿を誤って刺してしまい、あまりの悲しみに涙が枯れ、いつの日か空を仰ぐようになり、体は緑に変色し、糸杉に変身してしまったそう。

ヨーロッパの墓地では、”お墓の木“ として、サイプレスがよく植えられていますよね。

精神的に起伏の激しい時は、ハンカチなどに垂らし、芳香浴で気持ちを一度落ち着けましょう。婦人科系のトラブルにはラベンダーやクラリセージ、ローズやゼラニウムをブレンドしてみましょう。皮膚への刺激が少ないので、アロマバスなどで楽しんでみてくださいね。

♦ ユーカリ エッセンシャルオイル
フトモモ科。コアラの木で有名なユーカリ。ユーカリラディアタは、スッキリとした甘い香りが特徴です。約900種以上のユーカリが存在しますが、精油に使われるのは、数種類。中でもラディアタ種はマイルドで刺激が少なく、ホームケアにぴったり!

肺や気管支が弱めの方に向く精油で、去痰作用や咳、うっ滞除去にも役立ちますよ。胸が苦しい時や、つっかえが気になる時は植物油などに混ぜて、背中側や、胸のあたりから優しく、擦り込んでみましょう。(※鼻に直接塗布したり、近くで嗅いだりすると、むせてしまう場合がありますので、お気をつけくださいね。)

コアラの木で有名なユーカリ

“風邪” は鼻や喉にウイルスが付着して炎症を起こしている状態を表しますが、特に空気が乾燥する冬は、ウイルスや細菌などが、呼吸とともに体内へ侵入します。寒い寒い、冬はまだ始まったばかり。体調を崩したくはない方は、普段以上にユーカリ精油を生活に取り入れてみてくださいね!

♦ レモン エッセンシャルオイル
ミカン科。皆さんおなじみのフレッシュな香り。柑橘系の代表とも言えるレモンは、嗅ぐだけでリフレッシュできますよね。レモン独特の香りは、ほんのわずかなシトラールなどのフロクマリン類などから作られています。

レモンの精油には空気中の菌を殺す、殺菌作用がある

また、アロマテラピーの基礎を作ったフランスの医師ジャン・バルネは、1964年に、“aromatherapie”を著し、レモンの精油には空気中の菌を殺す、殺菌作用があると発表しました。これは、レモンの主成分であるα-ピネンや他モノテルペン系によるものであるとされます。

レモン精油は、気分転換しながらも、殺菌作用があるなんて一石二鳥!ブレンド初心者の方は、ローズマリーやラベンダー、ティートリーとのブレンドで、空気中のウイルス対策をしてみましょう◎

※ただし、レモン精油にはフロクマリン類が微量ながらにも含まれているので、光毒性には十分注意をしてくださいね。直射日光などは避けて使用いたしましょう。※

♦ ライム エッセンシャルオイル
ミカン科。爽やかな夏の香りを思い出せるようなライム。料理や、お酒の香り付けとして生活の中の様々なシーンでも見かけますよね。レモンよりも香りが強く、甘酸っぱいことが特徴です。また、男性用の香水にもよく使われている香りなので、馴染みのある方もいるのではないでしょうか。

ライムは食欲を刺激し、消化を助ける

目がしゃっきり覚めるような香りは、だらけてしまいがちな長い休み明けの朝に芳香浴で。ライムと柑橘系とのブレンドは相性抜群です!また、清涼感が好きな方は、ミントやレモン、コリアンダーと。華やかな香りが好きな方は、ゼラニウムやラベンダー、ローズとのブレンドに挑戦してみてくださいね。

ライムには食欲を刺激し、消化を助ける作用もありますので、お正月に食べ過ぎてしまったな…という方は、ポーチに練り香を入れて、いつでも使ってみてくださいね。また、今回の4種の精油は集中力も高めてくれるので、職場などの大事な会議の前にも◎ アロマスプレーなどにしても、手軽に気分転換が可能ですよ。ぜひお試しくださいね!

注意点

◇ご紹介したレモンとライムは精油です
◇練香を塗った後は直射日光は避けましょう。
◇食べ物にはかからないようにしてください。
◇万が一、目に入った場合は綺麗な水で洗い流してください。
◇異変があった場合は医師にかかりましょう。

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浦山 純菜ライター

投稿者プロフィール

長崎市在住|主婦 「暮らし×アロマ」をテーマに、誰でも分かりやすく、身近に取り入れやすいアロマテラピーを発信中。
イベント実績多数。雑誌やラジオにも出演。小さなアロマスクールも運営している。
Instagram: https://www.instagram.com/aroma.atsuna/
Facebook: https://www.facebook.com/Atsunaaaa

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