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本葛を使った夏のデザート〜夏の冷え性対策にもなる嬉しいレシピ〜
本葛を使った夏のデザート〜夏の冷え性対策にもなる嬉しいレシピ〜
暑い夏にはアイスクリームなどの冷たい物が食べたくなりますよね。しかし、室内は冷房が効いていて、体の冷えを感じる人が多いのではないでしょうか。今回は体を温める作用のある本葛を使ったデザートをご紹介します。暑さで食欲が落ちたり、冷たい物の食べ過ぎで胃腸が弱っている方にもおすすめです。
本葛はカンネンカズラとも言われ、マメ科葛属のつる性の多年草です。悪天候や荒れた土地でも育つので、生命力の強い植物です。日本では昔から根を粉にして葛粉や漢方薬として使われています。本葛はデンプンですが、コーンスターチや片栗粉よりも粘りが弱く、火にかけた後の色は少し黄色味がかかります。
フラボノイド類でも特にプエラリンなどのイソフラボン含量が高く、大豆などのマメ類や植物に多く含まれる配糖体の一種で苦味の成分となるサポニンも多く含まれています。フラボノイドは抗酸化作用があるだけではなく、高血圧や血液中の糖分をコントロール、血管を拡張する効果があるので、血行が良くなり、冷え性解消に繋がります。また、神経系の症状を緩和させる効果もあると言われます。サポニンは水にも油にも溶けるので、血管に沈着したコレステロールを洗い流すような効果があります。そのため、コレステロール低下をさせる効果があると言われます。
イソフラボンも多く含まれるので、ホルモンバランス調整にも良いです。炭水化物のデンプンが消化に負担をかけずにエネルギー源となり、自然の整腸剤としても使用できます。レシピに含まれる寒天にも食物繊維が多く含まれるので、腸内のお掃除やコレステロール低下にも繋がります。今回はアーモンドミルクを使いましたが、お水ではないのでタンパク質も取ることができて、夏バテで体力が落ちた時の助けにもなります。血液の健康に大事なポリフェノールや食物繊維やマグネシウムが含まれるココアパウダーも使用しており、菜種油も含まれて、良質の炭水化物、タンパク質、脂質と三大栄養素が含まれたレシピです。生はちみつの自然な甘さも楽しんでください。
材料:2人分
♥ アーモンドミルク 2カップ+大さじ2
♥ 生はちみつ 1/4カップ
♥ ココアパウダー 1/4カップ
♥ 寒天パウダー 小さじ ½
♥ 塩 ひとつまみ
♥ 本葛 大さじ1.5
♥ 菜種油 小さじ2
▼ Tips ▼
アーモンドミルクは豆乳、牛乳など他のミルク類で代用できます。また生はちみつはメイプルシロップ、黒砂糖などで代用できます。
葛粉は原材料欄をみて「本葛100%」を購入してください。安い物は馬鈴薯等と混ざっています。
作り方
- アーモンドミルク2カップ、生はちみつ、ココアパウダー、寒天パウダー、塩をお鍋に入れて、中火にかけて沸騰したら弱火にして泡立て器でココアパウダーのダマがなくなるまで良く混ぜます。
- 葛粉をアーモンドミルク大さじ2で溶いておきます。
- 1に2のアーモンドミルクで溶いた葛粉と菜種油を加えて、2〜3分弱火にかけます。
- 火を止めて、漉し器を通して容器に移して冷まします。粗熱が取れたら冷蔵庫で1時間以上冷まして頂きます。甘さが足りない場合は食べる直前に好みの甘味料を加えると良いでしょう。