お酢とアロマで作るクリーナー

ユーカリグローブルス

【夏のお掃除大作戦!】お酢とアロマでヌメリ対策!ナチュラルクリーナー作り♪

ラクして家事、しませんか?

夏のジメジメ時期に気になる水回りのヌメりや湯垢。暑い中、掃除をするだけでも嫌になりますが、放置しておくとどんどん汚れていく水回り。「わかっちゃいるけど、ついついそのままに…」
という方、とても多いのではないでしょうか。

つい汚れてしまう排水口

そして、湿気が籠もると、気になるのは嫌〜な臭い。それを中和してくれるのが、なんとお酢!
お酢は、食品の防腐効果のみならず、防虫・防カビにも役立ち、毎日の暮らしに役立ちますが、実は、水垢の臭いは、【アルカリ性】で、お酢は【酸性】。 これらが合わさることで、中和反応が起き、【石鹸カスなどの汚れが落ちやすくなり、匂いが消えたように感じる!】 と言うダブルメリットも!

そこで今回は、少しでも水回り掃除がラクになるように、お酢とアロマを使った、肌にも環境にも優しい、「ナチュラルクリーナー」をご紹介いたします。筆者の自宅の洗面台と浴槽をナチュラルクリーナーでお掃除後、5日が経過しても、水捌けの良い状態が続いており、とても驚きました。この夏、大活躍すること間違いなしのナチュラルクリーナー。皆さんもぜひ、作ってみてくださいね♪

材料  200ml分(1ヶ月〜使い切らない場合は長くても1ヶ月半程度で使い切りましょう。)

<基材>
無水エタノール 5ml
お酢(ホワイトビネガーまたは、自宅にあるリンゴ酢や他の穀物酢でもOK !) 100ml
精製水 95ml
お酢1:精製水1の割合がベスト!

<道具>
ガラスビーカー 100m〜200mlサイズを1個
ミニビーカー 1個
ラベルシール(ボトルが大きいので大きめの防水シールが良いでしょう)
スプレー容器 200mlサイズ

<精油>
レモングラス 10滴
ティートリー  15滴

清潔なキッチンシンク

作り方 作成時間:3分程度

1. 計量したお酢に精製水を加え、よく混ぜスプレー容器に入れる

2. ミニビーカーで計量した無水エタノールに、精油を入れよく混ぜ、スプレー容器へ入れる。

3. 蓋を閉めて、20〜30回ほどよく振り、漏れがないかを確認する。

4. 作った日付と内容を書いたシールを容器に貼れば、完成です!

使い方と使用上の注意

洗面台や浴室の床、浴槽に8〜10回ほどスプレーして、15分〜20分ほど置いた後、スポンジやアクリル毛糸のたわしで磨くととても綺麗になります。

一方、金たわしのようなものでゴシゴシ擦ると、浴槽や床を傷つける恐れがあるので、金たわしの使用は控えましょう。

使用頻度は各ご家庭によりますのでお好みや汚れ具合で調整してみましょう。

お酢を使って作るアロマクラフトです。香りが強いと感じる場合は、換気をよくして使用しましょう。

生ゴミの匂いが気になる場合にも活躍するので、ゴミ袋にそのまま2〜3回スプレーしても◎

■レモングラス エッセンシャルオイル

お掃除にも役立つレモングラス精油

イネ科。見た目は、メリッサのように爽やかな香りのシトロネラにそっくりですが、レモンよりも濃く強い柑橘系の香りを放つ、レモングラス。強烈なフレッシュさは、疲労感や不安感、ストレス解消にも効果的で、気分が落ち込んでいるときには背中を叩いてくれるような、そんな香りです。レモングラスの主成分である、ネロールやゲラニオールには、防虫作用があるため、虫除けにもぴったり。また、強力な殺菌作用が空気中に働き、浴室や部屋の抗菌対策にも役立ちますよ。抗真菌作用も持ち合わせているので、ティートリーやゼラニウムとブレンドし、水虫対策にも香りが強いので、初心者がブレンドで使用する際は、やや少なめの量から調整して使用してみましょう。

■ティートリー エッセンシャルオイル

お掃除にも役立つティーツリーオイル

フトモモ科。レモングラスとのブレンド相性が良い、ティートリーは抗菌・抗真菌作用に優れ、水虫や傷のケアに効果的です。また、優れた抗感染作用があるとされ、風邪やインフルエンザ、花粉症予防などにも役立ち、1年を通して活躍する精油の一つと言えますよね。柑橘系やハーブ・花などの精油との相性も良いので、ブレンドに少量加えるとフレッシュな印象を与えることができますよ。ティートリーを語ると、その歴史は長く、オーストラリアの原住民アボリジニが薬用として使用していたようで、近代ではティートリーの科学的な効力の証明は、1925年にオーストラリア州政府の科学者、ペンフォールド博士によって発表され、過去の世界大戦時にも軍医たちが傷ついた兵士のために持ち歩いていた、ということでも知られています。

最後に:「お酢の小噺 〜世界で親しまれる調味料〜」

様々なお酢

日本では、お酢といえば米酢やリンゴ酢、黒酢ですが、世界を見渡すと、様々な「お酢」がある事に気づきます。歴史をグンと遡ると、紀元前5000年ごろから「お酢」というモノは存在しており、デーツや干しぶどうなどが自然発酵をしてできたものを表したようです。ヨーロッパ圏ではワインビネガーが主流で、ビアパブ文化が根付いているイギリスでは、フィッシュアンドチップスの相棒、モルトビネガーが有名ですね。筆者は過去にバーテンダーをしており、まかないのフィッシュアンドチップスによくかけていたのを覚えています。また、お酢を作る工程は、お酒を作る工程と途中まで一緒なので、地域によっては、「酒処には、お酢がある」 とも、言えるかも知れませんね。

知れば知るほど、奥が深い精油とお酢の世界ですが、現代の私たちの暮らしや健康を支えてくれていることには、間違いありません。ぜひ、生活の一部としてアロマテラピーや、お酢を使ったお掃除アロマを取り入れてみてくださいね♪

ご注意

◇今回ご紹介した、レモングラス精油とティートリー精油は食品添加物ではありませんので誤飲には十分にご注意ください。
◇万が一、精油が目に入った場合は綺麗な水で洗い流してください。
◇3歳以下のお子様への、精油を使用したトリートメントはお控えください。
◇3歳以下のお子様は、芳香浴での精油の使用は可能です。
◇お子様が精油を飲み込んでしまった場合は、吐かせずに、すぐに医師の診察を受けてください。
◇異変があった場合は医師にかかりましょう。

大切なペットと暮らす、ご家族のみなさま

アロマを使う時はペットにも気を配りましょう

犬や猫だけではなく、たくさんの動物たちの嗅覚は、私たち人間よりも格段に鋭いのをご存知ですか?そのため、人に対する精油の使用であっても、ペットに害が及ばないように注意しましょう。

例えば、精油を用いた暮らしをする場合、香りをペットたちの鼻先にいきなり持っていかないようにご配慮くださいね。今回のように家庭内の水回りで使用する場合は、換気を良くして濃度を0.1〜0.3%程度で使用するように心がけましょう。また、洗面台が好きなペットがいるご家庭は洗面所のドアを閉める、鍵をかけるなどの対策をとりながら、できる範囲でアロマのある暮らしを楽しんでいただけたらと思います。

<濃度の計算式>

(例)100mlの水に対して、0.1%濃度の場合 2滴

100×0.001= 0.1 → 0.1÷ 0.05(0.05は、精油1滴あたりの数量です。0.05/滴)=2

ラベンダー 万能クリーム

浦山 純菜ライター

投稿者プロフィール

長崎市在住|主婦 「暮らし×アロマ」をテーマに、誰でも分かりやすく、身近に取り入れやすいアロマテラピーを発信中。
イベント実績多数。雑誌やラジオにも出演。小さなアロマスクールも運営している。
Instagram: https://www.instagram.com/aroma.atsuna/
Facebook: https://www.facebook.com/Atsunaaaa

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