- ナチュロパシー 自然療法
- アロマテラピーのレシピ, アロマテラピーの世界, ナチュラルレメディ
- 【手強い冬の乾燥対策】カモミールでなめらか手肌美人に。やさしいハンドオイル作り
【手強い冬の乾燥対策】カモミールでなめらか手肌美人に。やさしいハンドオイル作り
- 2019/12/6
- アロマテラピーのレシピ, アロマテラピーの世界, ナチュラルレメディ
- アルガンオイル, キャリアオイル, クラリセージ, グレープシードオイル, スィートアーモンドオイル, ハンドオイル, ホホバオイル, ローマンカモミール, 冬の乾燥肌, 肌バリア機能
【手強い冬の乾燥対策】カモミールでなめらか手肌美人に。やさしいハンドオイル作り
気づいて欲しい、オイルを塗るだけでこんなにしっとり。
空気が乾燥する冬。
「手は常にカサカサ。手湿疹も出てきてしまった…。」「いくら顔に化粧水を塗っても塗っても入っていかない。」「スーパーの袋が開けられない!」 なんて話、よく聞きますよね。それもそのはず。
肌が乾燥する原因 ベスト4
1) 【加齢】 30代以降の加齢に伴う、皮脂分泌量の低下
2) 【入浴】 42度以上で長時間の入浴+体をゴシゴシ洗う=必要な皮脂が逃げる
3) 【暖房】 暖房=温風!肌の細胞と細胞の間から水分が逃げる
4) 【家事】 パリパリの洗濯物をたたむ+お湯による茶碗洗い=手の水分が奪われる
上記からわかるように、「冬は何をやっても乾燥するのでは?!」という方。11月〜2月にかけては、今までの保湿ケアでは水分・油分ともに足りません!では、効率よく保湿するためには一体どのようにすれば良いのでしょうか。その秘密はオイルにありました。
良いオイルを1本持っておきたい、トラブル知らずの肌へ!
皮脂が足りていない肌に直接化粧水をつけるのと、オイルをつけた後に化粧水をつけるのとでは、驚くほど浸透力が違います! 選びたいのは、質の良い植物オイル。オイルをつけることで、足りない皮脂を補うだけではなく、肌バリア機能を高め、空気中のウイルスや埃からも守られ、肌トラブルも防ぐことができます。
そこで!今回ご紹介したいのは、カモミールとクラリセージのやさしいハンドオイル。手だけではなく、腕や顔にも使用でき、塗ると落ち着く香りが広がります。 作り方はとっても簡単ですので、ぜひ作ってみてくださいね。
材料 20ml分(約2週間で使い切りましょう。)
– カモミールでなめらか手肌美人に。やさしいハンドオイル作り –
<基材>
♥ 植物オイル 20ml(精製タイプを使うと、より香りが楽しめますよ)
― 肌タイプ別!おすすめ植物オイル −
普通肌タイプ:ホホバオイル/持っていると便利な基本の植物オイルでどんな肌にも合います。
乾燥肌タイプ:スィートアーモンドオイル/さらりとした使用感で、肌をふっくら柔らかくしますよ。
脂性肌/混合肌タイプ:アルガンオイル/肌質を問わず、乾燥対策+皮脂コントロール両方に力を発揮!
敏感肌タイプ:グレープシードオイル/軽くさっぱりした質感で刺激も少なく、敏感肌に有効です。
<道具>
♥ スポイトタイプの遮光瓶ボトル 20〜30mlサイズ 1本
(もしなければ、プッシュタイプのボトルでもOK!)
♥ ミニビーカー 10〜30mlサイズ1個
♥ ラベルシール 小さめの長方形がGOOD。
<精油> 全部で3滴入れましょう
♥ ローマンカモミール 2滴
♥ クラリセージ 1滴
作り方 作成時間:3分程度
1. ミニビーカーに植物オイルを20ml入れ、ボトルへ移します。
2. ボトルに精油(クラリセージ→カモミールの順)を入れ、蓋を閉め、ボトル自体を左右に20〜30回ほど揺らしよく混ぜます。
3. 日付と材料などを書いたラベルシールをボトルに貼ったら完成です!
※直射日光の当たらない部屋に置きましょう。※
使い方
♣ お風呂上がり&外出前に:2〜3滴 リラックスと気分転換の両方に作用するローマンカモミールは毎日のスキンケアにぴったり!手の甲などに優しくすり込み、手のひらでそっと押さえましょう。また、手元だけではなく、腕や顔にもオイルを伸ばしてみましょう。さらに、オイルをつけた後には化粧水で水分を閉じ込めるのがポイントです。 寝て起きたらお肌しっとり、外出前の乾燥対策としてもおすすめです。
♣ 家事や仕事の合間に!:1〜2滴 あかぎれになることが多い、冬の家事。クラリセージは血行促進作用、ローマンカモミールには保湿作用がありますので、柔らかく潤いのある手肌へと導きます。1日3〜4回ほど気になる部分へ。お米を研いだ後や、お布団や洗濯物を畳んだ後、オフィスでたくさんの資料を触った後やデスクワークの合間にも。ベタつきが気になる場合は、手のひらや指先まで薄く、よく伸ばし、肌へ浸透させましょう!
♦ ローマンカモミール エッセンシャルオイル
キク科。冬に使いたい精油ランキングで上位に上がってくるローマンカモミールは、青リンゴのような爽やかな香りが特徴。ジャーマンカモミールは同じキク科の1年草ですが、ローマンカモミールは多年草です。エステル類(バナナの中にも含まれている、甘酸っぱい香りのこと)が主成分で、青リンゴのような香りはこのためです。鎮静作用や消炎作用があるので、肌の乾燥・あかぎれ・痒みにも効果的ですよ。童話ピーターラビットの世界では、ピーターのお母さんが、ピーターへ「食べ過ぎにはカモミールティーを」というシーンが登場しますが、カモミールの抗炎症効果が高いことから、このシーンが生まれたとも言えるでしょう。
― メディカルハーブティーも飲みましょう-
ナチュロパシーメディカルハーブティーシリーズの中から、Throat Comfort(スロートコンフォート)をご紹介いたします。エルダーフラワーやカモミールなど、他11種類以上の原料からなる、寒い時期に続けて飲みたいハーブティー。風邪のひき始めや、喉のイガイガ感が取れない時には、大さじ1杯のThroat Comfort を、ティーポット1杯にお湯を注いで5分ほど待ちしっかりとハーブの有効成分が溶け出すのを待ちましょう。喘息や喉の痛みにも役立ちますよ。ぜひ、ハンドオイルをつけた夜に併せて楽しんでみてくださいね。
♦ クラリセージ エッセンシャルオイル
シソ科。こちらもカモミール同様、「マスカットのような香り」と形容され、昔のドイツではワインの香り付けにも用いられていました。クラリセージは、不眠や精神的なストレスによる腹部の膨張感、消化不良など、胃腸の不調にも効果的です。また、ホルモンバランス調整に非常に優れた精油ですので、更年期障害やPMS(月経前症候群)などの改善にも使用されます。
<妊娠中の方ー注意点>
通経作用がありますので、妊娠中は使用を避けましょう。
一方で、出産準備でのアロマトリートメントや、分娩時の芳香浴などでの臨床例もあり、痛みの緩和に使用されることもありますので、不安な場合は医師の診察を受け、必ず確認をしてくださいね。
ご注意
◇今回ご紹介した、カモミール精油は食品ではありません。
◇アレルギーがある方や、皮膚の弱い方はパッチテストをしてからの使用をおすすめします。
◇万が一、目に入った場合は綺麗な水で洗い流してください。
◇3歳以下のお子様は芳香浴のみとなっておりますので使用をお控えください。
◇お子様が精油を飲み込んでしまった場合は、吐かせずに、すぐに医師の診察を受けてください。
◇異変があった場合は医師にかかりましょう。