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- 【ときめくバレンタインに】〜恋に効く!芳醇な香りのローズミスト作り〜
【ときめくバレンタインに】〜恋に効く!芳醇な香りのローズミスト作り〜
- 2019/2/11
- アロマテラピーのレシピ, アロマテラピーの世界, ナチュラルレメディ
- アロマセラピー, エッセンシャルオイル, クラリセージ, ハイドロソル, バレンタイン, パルマローザ, ローズ, ローズミスト, ローズ芳香蒸留水, 無水エタノール
【ときめくバレンタインに】〜恋に効く!芳醇な香りのローズミスト作り〜
大好きな人の“記憶 ”に残らせたい、愛の香り。
「大好きな人」 と聞いて思い浮かべるのは、家族や仲間、愛しい恋人。バレンタインデーこそ、日頃の愛や感謝を手紙やプレゼントで思いを伝えたりするのもいいですよね!
さて、皆さんはバレンタインデーの歴史をご存知でしょうか? 時は3世紀ごろのローマ帝国まで遡ります。当時のローマ帝国では、2月14日は結婚の女神ユーノーの祝日でしたが、ローマ皇帝が愛する人を残したままの兵士がいては士気が下がると、兵士たちの結婚を禁止しました。
― すると、愛する人と結ばれない兵士たちを哀れんだ、キリスト教の司祭「バレンタイン(=ウァレンティヌス)」は、密か彼らの結婚式を執り行ったのでした。いつしかその噂がローマ皇帝の耳に入り、バレンタインは最終的には処刑されてしまいます。悲しくも、処刑された日はユーノーの祝日である>2月14日。以降、キリスト教では2月14日が 「St.Valentine’s Day」と呼ばれるように。
“香り”とは不思議なもので、香りを嗅ぐと安心したり、懐かしく思ったり、愛しい気持ちになったり。
一人一人の嗅覚の記憶に残りますよね。 そこで今回は、“素敵なバレンタインデーの想い出をぎゅっと閉じ込めたい” という気持ちを、ローズのミストに込めました。
こっそりポーチへ忍ばせて、大好きな人へ想いを伝える前にヘアーミストとして。ふわっと香る香りに愛しさが込み上げます。もちろん普段使いや、パーティなどで印象を残したい時にも◎ ぜひチャレンジしてみてくださいね!
材料と道具
– 恋に効く!芳醇な香りのローズミスト作り (30ml)-
<基材>
♥ ローズハイドロソル25ml
♥ 無水エタノール 5ml
<精油>
♥ クラリセージ精油 5滴
♥ パルマローザ精油 4滴
♥ シダー精油 3滴
♥ フランキンセンス精油 3滴
♥ ゼラニウム精油 3滴
<道具>
♥ 30ml スプレー容器 (出来れば遮光のものを選びましょう)
♥ プラスチックビーカー10mlサイズ(なければ50〜100mlサイズでもOK!)
♥ ラベルシール(丸い形がオススメです)
※ 1ヶ月程度で使い切りましょう!※
作り方
1. ビーカーで無水エタノールを5ml計り、スプレー容器へ入れる(A)
2. (A)に精油を、上から順に入れ、そのまま容器ごと揺らし、混ぜましょう。
※ こぼれないように、ゆっくりと垂らしましょう
3. 最後にローズハイドロソルを25mlスプレー容器へ入れます。
4. 蓋をしっかりと閉め、20〜30回振ります。
5. ラベルシールを貼って完成です!
※ 今回の精油はミドルノートが多いので揮発性が低く、香りが比較的長時間お楽しみいただけます。
※ 直射日光は避けて保管してくださいね。
※ ラベルシールには作った日付と作ったものをメモしましょう。
♦ ローズバイドロソル (ローズ芳香蒸留水)
バラ科。優しい気品溢れるローズの香りは、「愛の象徴」と言われ、古代各国の女王たちに愛され、隣国の王子たちを虜にしたクレオパオトラの逸話は有名ですよね。
「ハイドロソル」とは、精油の蒸留中にできる副産物で、そのままフェイシャルミストとしても使えるので、早起きした朝にスキンケアのご褒美として使ってみてはいかがでしょうか。特にローズは収斂作用や皮膚の軟化作用があるのでエイジングケアにもぴったり!
実は、収穫されたローズは日が昇るにつれ、香りが弱くなるので、朝摘んだローズはすぐに蒸留所へ運ばれます。なんとも儚いローズの香りは、まるで魔法のようです。
♦ クラリセージ エッセンシャルオイル
シソ科。独特の甘みのある香りが特徴で、フランスのプロヴァンス地方に自生するセージの一種。
カルダモン、樹木系の精油とブレンドすると、ややオリエンタルを思わせる香りに。ゼラニウムとブレンドすると香りが重みを増し、深みのあるローズのような香りを楽しむことができますよ。
女性の婦人科系トラブルに役立つ、万能精油でもあり、生理痛でお悩みの方は、ラベンダーやローズマリーとブレンドし、腹部へ塗布すると和らぐことも。 クラリセージは、独特な香りのため、普段は好ましく感じない方もいるかもしれませんが、排卵前後・月経前・出産間近になると心地よく感じられる香りですので、PMS(月経前症候群)にお悩みの方にお試しいただきたい精油です。
♦ パルマローザ エッセンシャルオイル
イネ科。葉の形がレモングラスによく似ており、草のような軽い爽やかさと、ローズのようなフローラルさを持ち合わせています。パルマローザの主成分には、ローズと同じ芳香成分であるゲラニオールが70〜80% も含まれており、収れん皮膚弾力回復にも優れ、デート前日、念入りに肌のお手入れをしたい日にこそ、使いたい精油です。 ラベンダーやジャスミンとの相性が良いので、ぜひご自宅で揃えてみてはいかがでしょうか。
♦ シダー エッセンシャルオイル
マツ科。ミドル〜ベースノートの優しいウッディーな香りのシダー。男性が好きな香りでもあるので、家族でのお出かけや、デートの話題のきっかけにと、シダーが活躍してくれるかもしれませんね ♩ また、デトックス作用にも優れており、寒い時期のむくみケアにぴったり!今日も足がパンパン…。そんな時は、植物オイルと混ぜ、足首から膝方向へ老廃物を流すイメージでセルフトリートメントしてみましょう。
♦ フランキンセンス エッセンシャルオイル
カンラン科。祈りの香りとして、サンダルウッド(白檀)と名を連ねるフランキンセンス。瞑想時の芳香浴としても人気があり、ヨガ教室などで使用され、すでにご存知の方もいるのではないでしょうか。恍惚感をもたらすと同時に、心を深く鎮める香りが、上下に動く気持ちの揺れを穏やかにしてくれます。「告白したいけど勇気が出ない…」 そんな心の迷いがあるときは、ハンカチにそっと1滴垂らしてみてくださいね。きっと答えが出るはず。
♦ ローズゼラニウム エッセンシャルオイル
フウロソウ科。本物のローズのようなゼラニウムの香りは、意外にもグリーンでハーバルな一面も覗かせ、バラの優雅な香りに柑橘類の香りがミックスされたような繊細な香りが特徴です。心身ともに安定感をもたらし、幸福感を高めてくれる精油ですので、仕事や人間関係などで落ち込んでしまった日にティッシュに垂らして、ゆっくりと深呼吸を。
【簡単なアロマバスのご紹介】
今回ご紹介したパルマローザとゼラニウムを、湯船に5〜10滴、お好きなブレンドで垂らしてみましょう。 まるで、薔薇を浮かべた湯船に浸かっている気分に…♫
さぁ、いよいよバレンタインデー!
芳醇な香りのローズミストと一緒に、素敵な想い出を作ってみてくださいね!
注意点
◇ローズのような香りですが精油ですので、食品ではありません。
◇必ず精油は希釈して使用しましょう。
◇食べ物にはかからないようにしてください。
◇万が一、目に入った場合は綺麗な水で洗い流してください。
◇異変があった場合は医師にかかりましょう。