喘息はサイクリングなどの運動が効果的

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【喘息と運動】 ~ 喘息の改善には適度な運動を ~

以前、当サイト内にて自然療法的アプローチによる喘息対処法をご紹介しました。処方薬と併用して、ハーブや精油の活用、あるいは栄養バランスや生活スタイルの改善を心がけることで、喘息という慢性疾患と穏やかにお付き合いすることは可能です。

そして今回は、喘息との長いお付き合いには運動もオススメですよ!というお話です。

ちょっと待った! 喘息に運動はご法度なのでは?

・・・とお思いになった方も少なくないでは? そうなのです、一言で喘息といっても、その種類や誘因はいくつかあり、そのひとつに「運動誘発性喘息」と呼ばれるものがあります。文字通り、運動することで起こる喘息発作で、長時間の激しい運動や環境(大気の汚れや冷たく乾燥した空気)による刺激が原因として考えられます。

喘息持ち 吸入

では、喘息持ちの人は、運動を避けるべきなのか?その答えはNO。それは運動誘発性喘息の人にも言えることです。日頃から適度な運動をすることは心身の健康にとても有益です。但し、いきなり運動を始めるのは逆効果。まずは主治医に相談してください。薬や治療を継続して喘息をコントロールすること、運動の内容や頻度、そして注意すべき点を予め認識しておくことで、喘息持ちであっても運動を続けることは可能です。

適度な運動を続けることで、こんな利点が!

定期的な運動は、喘息症状の改善や発作の予防にも有効です。なぜならば:

  • 心肺機能をアップさせ、血流と酸素の供給を改善!
  • 肺容量の増加!(体内で使われる酸素量の改善)
  • 持久力とスタミナの向上。運動に対する気道の耐性を強化!
  • 運動による炎症抑制や免疫力の向上!(喘息は気道の炎症によるものです。)
  • 心身のストレス発散にも効果的!

呼吸の仕方にも気をつけてみましょう!

喘息に鼻呼吸は効果的

運動だけでなく、呼吸法にも注意するとさらに効果的です。横隔膜を使った「腹式呼吸」、ヨガでおなじみ「鼻呼吸」、あるいは口すぼめて息を吐き出す「口すぼめ呼吸」。これらの呼吸法は気道を広げ、新鮮な空気を肺に送り込み、呼吸を楽にします。

どのような運動が望ましいの?

♦ 水泳
運動中の喘息発作は、冷たく乾燥した空気が起因となることがあります。一方、水泳、特に屋内プールでの水泳は暖かく湿った空気の中で実践でき、花粉や大気汚染などのアレルゲンに晒されることもありません。但し、人によっては、プールに含まれる塩素に反応して発作が起こることもありますので、ご注意ください。

♦ ウォーキングやハイキング

喘息にウォーキングが効果的

ウォーキングやハイキングは、身体に大きな負荷をかけることなく、手軽に実践できる運動です。ただし、冷たく乾燥した空気が喘息発作につながることがありますので、温暖な天候の下で歩くようにしてください。屋内でトレッドミルを利用するのもおすすめです。ハイキングする場合は、事前に花粉飛散情報を確認し、比較的平坦なトレイルを選びましょう。

♦ サイクリング
ゆったりとしたペースであれば、サイクリングも喘息持ちの方におすすめの運動です。ウォーキングやハイキングと同じく、気温・天候、走路の傾斜具合、花粉などのアレルゲンにはご注意ください。

♦ その他のスポーツ
野球、体操、バレーボール、ゴルフなど、断続的に休憩が入るスポーツも良いですよ。

注意すべきスポーツ

喘息を抱える人にとって、サッカー、マラソン、バスケットボールなどの長時間動き続ける運動は容易ではありません。また、アイスホッケー、スケート、クロスカントリースキーなど、寒冷環境で行われるスポーツも慎重になる必要があります。とはいえ、これらの運動をやってはいけないという意味ではありません。実際、喘息持ちの人の中にも、これらのスポーツに取り組んでいる人は少なくないのです。喘息コントロールの仕方や運動時の注意事項を予め把握しておくことで、チャレンジは可能です。

運動のための心構え

♦ まずは主治医に相談
主治医に運動の内容や頻度、注意事項、利用する薬、運動計画について相談をしましょう。

♦ 運動前に吸入薬を使用
運動前に吸入薬を使用すると、運動中の呼吸を容易にし、発作予防にもなります。

♦ ウォーミングアップ&クールダウン

運動前にはウォームアップ

運動前にしっかり準備運動をすることで、運動中の発作を予防することが可能です。また、運動後は整理運動をして、徐々に身体を整えましょう。

♦ アレルゲンに注意
前述の通り、花粉や空気の汚れが発作の誘因となることがあります。花粉飛散量が多い日は屋外での運動は避けてください。

♦ 寒さや乾燥対策を!
寒い屋外で運動するときは、マスクやスカーフで鼻と口を覆いましょう。

♦ 薬の継続、吸入薬の携行
普段から喘息をコントロールするためには、医師の管理下で処方薬や治療の継続は必要です。また、運動中の万一の発作時に備え、吸入薬は携行しましょう。

注意点

運動中に咳、喘鳴(雑音の入った呼吸)、胸の圧迫感、息苦しさなど、喘息症状が出たら、速やかに運動を中止してください。楽な姿勢で休息したり腹式呼吸で息を整え、吸入薬を使って発作を鎮めましょう。症状が改善しない場合は、医療機関を受診してください。

≪併せて読みたい≫

【喘息】~命にかかわる大変な病気!早く原因を探して対処したい~
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Reference:
Ann Allergy Asthma Immunol. 2020 Feb 6. pii: S1081-1206(20)30069-7. doi: 10.1016/j.anai.2020.01.023.
PLoS One. 2020 Jan 23;15(1):e0227983. doi: 10.1371/journal.pone.0227983. eCollection 2020.
Pediatr Pulmonol. 2020 Feb 10. doi: 10.1002/ppul.24678.
Front Physiol. 2019 Sep 24;10:1227. doi: 10.3389/fphys.2019.01227. eCollection 2019.

Nobuko

Nobukoライター

投稿者プロフィール

最近、脱・白髪染め宣言をしたアラフィフ女。 日常の食生活に様々なスーパーフードを取り入れながら、身体の中からのエイジングケアに取り組んでいます。   
〔ほぼ日課〕 ヴィーガンの夫と共に、オーガニックストアやヘルシーレストランをチェックすること
〔好きな物〕 オーガニック&ナチュラル&アロマ関連アイテム / あんぱん・和菓子 / 昭和のドラマ

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