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- 【L-カルニチン(L-Carnitine)】~脂肪燃焼に欠かせない成分。心臓の健康や認知能力にも重要!~
【L-カルニチン(L-Carnitine)】~脂肪燃焼に欠かせない成分。心臓の健康や認知能力にも重要!~

【L-カルニチン(L-Carnitine)】~脂肪燃焼に欠かせない成分。心臓の健康や認知能力にも重要!~
L-カルニチンとは?
L-カルニチンは、ダイエットサプリとしてご存知の方も多いかもしれません。L-カルニチンとはアミノ酸のリジンとメチオニンから生産されるアミノ酸誘導体です。L-カルニチンは肝臓と腎臓で作られ、心臓、筋肉、脳に保存されています。私たちの体内で生産されるとはいえ十分ではないので、肉類や魚類から摂取する事が必要になりますが、加齢に伴いそのレベルは低下してしまいます。またL-カルニチンを含む食品は動物性が殆どのため、高齢者、及びビーガンやベジタリアンの方はサプリメントで補給する事も可能です。 中には若くても偏食や無理なダイエットでL-カルニチンが不足がちな方も増えてきているようです。
L-カルニチンの働き
♦ 脂肪燃焼
L-カルニチンがダイエットサプリとしても知られるのは、脂肪燃焼という役目を持っているからなのですが、単なる痩せ薬というワケではありません。

L-カルニチンは肝臓と腎臓で作られ、心臓、筋肉、脳に保存され、必要に応じて脂肪酸をエネルギーとして燃焼するときにトラックとしてミトコンドリア内へ脂肪酸を運びこみます。L-カルニチンは脂質を効率よく燃焼することから運動と組み合わせることでダイエットに効果的です。 https://usa-dr-supple.shop-pro.jp/?pid=22945936
私たちが食べた糖質、脂質、タンパク質はミトコンドリア内で燃焼されATP(アデノシン三リン酸)と呼ばれるエネルギーに変換されます。エネルギー変換をする発電所のようなミトコンドリア内に、糖質とタンパク質は自由に入る事ができるのですが、脂質(脂肪酸)は単独ではミトコンドリアに入る事ができません。脂質(脂肪酸)は、L-カルニチンによってミトコンドリアに運ばれ、燃焼されエネルギーに変換されます。つまりL-カルニチンが脂質を運ぶトラックのような役目をするのです。
L-カルニチンは脂質を効率よく燃焼することから運動と組み合わせることで効率よく脂肪を減らすことができます。また、L-カルニチンはコエンザイムQ10と一緒に摂る事で、ミトコンドリアの働きを高め一層効果的となります。
♦ 心臓の健康に
L-カルニチンは冠動脈疾患や慢性心不全のような心疾患の症状改善にも役立つ事が示されています。L-カルニチンは心臓病に関係する炎症や高血圧を下げる手助けになるであろうという研究も行われています。
♦ アスリートのパフォーマンス向上
マラソンなどの有酸素運動に効果を発揮します。L-カルニチンは筋肉への酸素供給を促進したり、血流や酸化窒素の生産を上げる事でスタミナを上げ、疲労を減らす働きを見せます。また運動後の筋肉疲労の減少にも役立つでしょう。
♦ 認知能力アップ
加齢に伴う認知能力や記憶力の低下は、脳組織におけるミトコンドリアの機能障害に関係していると言われています。L-カルニチンは、特にアルツハイマー病の症状改善に大きく役に立つようです。実験でも毎日L-カルニチンを摂取する事でアルツハイマーやその他の脳疾患の改善に役立つ事が示されています。
L-カルニチンの減少
L-カルニチンの欠乏はミトコンドリアに大きなダメージを招く事になりえます。L-カルニチンが少なくなると、脂質(脂肪酸)はエネルギーとして使用できなくなり、細胞に蓄積していきます。異常に蓄積した脂肪酸(特に長鎖脂肪酸)は様々な悪影響をもたらします。疲労、筋肉痛、 低血糖、脂肪肝、 ミオグロビン尿症、 筋肉壊死、 錯乱など様々な症状が起こりえます。
L-カルニチンを多く含む食品
・肉類:牛肉、鶏むね肉、羊肉、豚肉など。
・魚貝類:タラ、カジキマグロ、赤貝など。
・その他:ミルク、マッシュルームなど。
♥ 処方量や注意点など、「L-カルニチン」についての詳細はDr.Ozawaのブログ「Dr.Oz自然療法専門医のひとりごと」で説明していますので、是非お読みくださいね。
ブログはコチラから⇒【脂肪の燃焼に必要不可欠なL-カルニチンはエネルギーの運搬係です。】
Dr.Oz自然療法専門医のひとりごと