【エストロゲン優勢(エストロゲン・ドミナンス)】 ~老若男女を問わず起こりうる症状~

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女性チンキ

【エストロゲン優勢(エストロゲン・ドミナンス)】 ~老若男女を問わず起こりうる症状~

気分のムラ、不安感、PMS(月経前症候群)、月経過多、乳房圧痛、むくみ、頭痛、体重増加、性欲減退、不妊症・・・  更年期にも見られる症状ですが、最近では更年期前の女性でもこのような経験をされている方が増えています。これらは、エストロゲン優勢(エストロゲン・ドミナンス/estrogen dominance)と呼ばれる女性ホルモンのアンバランスが引き起こしている可能性があります。エストロゲン優勢は、疲労や不快感などの体調不良から甲状腺機能異常やホルモン依存性ガン等の重篤疾患に至るまで、実に多くの病気と関連していることがわかってきました。

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近年、エストロゲン優勢によって引き起こされた慢性疾患やガンの発症率は増加の一途をたどっています。そして残念なことに、このエストロゲン優勢の脅威は老若男女そして所構わず及んでいるのです。そこには、食や環境の問題も大きく影響しています。

2つの女性ホルモンとエストロゲン優勢

女性ホルモンには、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の2種類があります。

エストロゲンは月経後から排卵までの卵胞期に多く分泌され、妊娠するための環境づくりとして子宮内膜を厚くしたり、女性らしいボディライン(乳房の発達や腰回りの脂肪を増やす)を作るなど、細胞の増殖を促進するパワフルなホルモンです。一方プロゲステロンは、排卵後から次の月経にかけての黄体期に多く分泌され、子宮内膜の厚さを調整し受精卵が着床できる環境を完成させます。妊娠すれば妊娠を維持すべく出産まで分泌し続け、そうでない場合に分泌量は減らして、その結果子宮内膜が剥がれ落ちるのでfemale organs-630す(月経)。そうなると、エストロゲンが「妊娠に向けてまた一から頑張ろう!」と分泌量を上げて・・・というサイクルが繰り返されていきます。

このエストロゲンとプロゲステロンは中医学で陰陽の関係に例えられるほどで、相対しながらもお互いをサポートする関係にあります。やや乱暴な言い方をするならば、漫才のボケとツッコミのようなペア関係。ボケあるいはツッコミが一方的すぎるとその漫才は面白くないですよね。それぞれのキャラクターが発する言葉やアクションの「やりとり」があってこそ、その漫才が笑いを生むわけです。それと同じで、エストロゲンとプロゲステロンも一方がでしゃばりすぎない、或いは片方が暴走しそうになるのを相方が抑えるというチームワークで、私たちの健康維持に貢献してくれます。

ところが、様々な内的・外的要因により、プロゲステロン量に対してエストロゲン量が大きく上回ってしまうことがあります。この状態がエストロゲン優勢(エストロゲン・ドミナンス)と呼ばれるものです。プロゲステロンによる抑止力が弱体化することで、もともとパワフルなホルモンであるエストロゲンは身体への良い効果を通り越して、悪い影響を及ぼし始めます。

エストロゲン優勢による症状&疾病リスク

月経過多または過少、乳房の腫れや圧痛、PMS(月経前症候群)、子宮内膜症、子宮筋腫、不妊症、PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)、乳腺繊維嚢胞症、体脂肪増加(特にウエスト、ヒップ、太腿)、むくみ、頭痛、疲労、性欲減退、不安神経症、胆石、血栓の増加、甲状腺機能低下、子宮頸部異形成、乳ガンや卵巣ガンなど。

70925410■月経前症候群サポート
月経前症候群または月経前緊張症(PMS)とは、月経の2週間から1週間位前からおこり、月経開始とともになくなる周期性のある身体的、および精神的に起きるいろいろな症状の集まりのことを呼びます。月経前症候群サポートはハーブ、生薬、ビタミンなどのブレンドによりPMS解消のサプリメントです。 https://usa-dr-supple.shop-pro.jp/?pid=22664572

 

エストロゲン優勢の原因

更年期に近づくと、エストロゲン、プロゲステロンの分泌量はともに減少していきます。このとき、エストロゲンが比較的緩やかに減少を続けるのに対し、プロゲステロン分泌量はガクッと低下します。この大きなパワーバランスの差がエストロゲン優勢という更年期の初期症状を生み出します。

ところが更年期でなくとも、エストロゲン優勢の状態になることがあります。その原因の1つに「内分泌かく乱化学物質」の存在が挙げられます。内分泌かく乱化学物質は環境ホルモンやゼノエストロゲン(xenoestrogen) とも呼ばれ、エストロゲンと似た働きをします。このエストロゲン様物質がヒトや動物の体内に入ると、体内で本来営まれるべきホルモン作用や代謝を阻害します。またこれらの環境ホルモンなどは脂溶性であるため、 簡単に体内に取り込まれ、脂肪に蓄積されてしまいます。内分泌かく乱化学物質には、殺虫剤、農薬、化学肥料、排気ガス、プラスチック、化粧品や日用品に含まれる化学添加物、溶剤、接着剤などの合成化学物質や、ホルモン製剤、一部食肉や乳製品などがあります。

食品
アメリカでは、乳牛や食肉牛に対し、乳量増加や成長促進を目的として成長ホルモン剤が使われていることがあります。成長ホルモン剤には遺伝子組み換え牛成長ホルモン(rBSTまたはrBGH)も含まれます。ホルモン汚染された肉や乳製品を摂取し続けると、エストロゲン過多の状態になります。近年見られる男性の女性化(ヒゲが生えない、女性化乳房、勃起障害など)、女児の第二次性徴の早期化も、これらホルモン汚染食品の摂食よるエストロゲン優勢が原因と考えられています。

cow hormone contaminated-630また、農薬・殺虫剤・化学肥料が使用された農作物を食べたり、農薬が使われた穀物や遺伝子組み換え作物を餌とする畜産動物を食べることによって、直接的&間接的に内分泌かく乱化学物質が私たちの体内に入り込みます。


私たちの身の回りにある水も内分泌かく乱化学物質に汚染されています。農薬や化学肥料、合成あるいは自然のエストロゲンを含んだ家畜動物の排泄物、処方薬、工場排水、プラスチックゴミ、埋立地の化学物質などが、地中を通して、あるいは河川・湖・海に直接流れ込んでいます。

パーソナルケア製品
化粧品、ローション、シャンプー、石鹸、歯磨きなどに含まれるパラベン、フェノキシエタノール、フタル酸エステル類なども内分泌かく乱物質です。これらは皮膚を通して直接組織に吸収され、肝臓で解毒される機会を逸するので、大変有害なのです。

BPAと他のプラスチック製品
食品・飲料水の容器や食品用ラップなどのプラスチック製品に含まれるBPA(ビスフェノールA)。このBPAも容器内の食品や飲み物に溶け出してエストロゲンの真似をするゼノエストロゲンです。「BPAフリー」と表示されている製品にも人体への影響が不明な化学物質が含まれており、決して安全とは言えないのが実情です。さらに、電子レンジでの加熱、熱湯処理を行う食洗機の利用、直射日光に晒されることでも、プラスチックのエストロゲン様作用は増強されます。

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意外に思われるかもしれませんが、お店での支払い時に受け取るレシートの感熱紙もBPAが主原料です。レシートを扱う機会の多い人の尿には、著しいレベルのBPAが検出されているのも事実です。レシートに触れることで、ゼノエストロゲンが皮膚を通じ体内に直接吸収されているのです。

脂肪
過剰な体脂肪もエストロゲン優勢の原因となります。脂肪組織は血中のエストロゲンを取り込んで蓄えるだけでなく、体内の他のホルモンからエストロゲンを合成します。こうして増加したエストロゲンが脂肪細胞の増殖を促進し、そこで増えた脂肪がさらにエストロゲンを生成するという悪循環をもたらします。

ホルモン補充療法(HRT) と避妊薬
更年期障害の治療のために体内で不足してきた女性ホルモンを補充するために使われる薬や多くの経口避妊薬には、エストロゲン様作用を持つ物質が過剰に含まれています。このようなホルモン製剤は肝臓では代謝しにくい上、DNA損傷を起こすこともあり、乳ガンや子宮内膜ガン発症のリスクを高めます。

慢性ストレス
慢性的なストレス状態にあるとき、ストレスに対処するホルモンのコルチゾールが増産されます。過剰生産されたコルチゾールはプロゲステロン受容体を阻害します。こうしてプロゲステロンが減少し、必然的にエストロゲン優勢の状態になります。

予防策&改善策

私たちは、エストロゲン優勢をもたらす内分泌かく乱化学物質(いわゆる環境ホルモン)に囲まれて生きているといっても過言ではなく、これらを完全に排除するのは非常に困難です。でもその原因物質を1つでも減らそうとする努力や心がけが、エストロゲン優勢回避の第一歩につながります。

食材の選択
安全な肉、乳製品、無農薬野菜を選ぶようにしましょう。「オーガニックか?」「牧草を餌としている牛か?」「平飼いのニワトリの卵か?」など、食材のバックグラウンドにも気を配ってみるとよいですよ。

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安全な成分の化粧品、日用品、洗剤を使う
パラベンやフタル酸エステル類などの合成化合物を含む化粧品、日用品、洗剤は可能な限り避けましょう。アロマテラピーを活用すれば、安全かつ自分だけのオリジナルスキンケアアイテムや日用品が作れます。

プラスチック製品を避ける
食品や飲み物にはプラスチック容器ではなく、ガラス製あるいはステンレス製の容器を使ってみませんか?特に熱いものを入れるときや加熱が必要な場合は、プラスチック製品は避けましょう。コーヒーのテイクアウトに使われる紙コップも内側がプラスチックコーティングされているものがほとんどですから、気をつけてくださいね。

ホルモン補充に注意
ホルモン補充療法や経口避妊薬を検討している方、あるいは既に服用している方は、主治医や専門家とも相談しながら、代案を検討してみましょう。

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例えば、更年期障害の症状緩和にはハーブチンキや、女性ホルモンのバランスを整えるエッセンシャルオイル(クラリセージラベンダーなど)を取り入れてみてはどうでしょうか?

ストレスを長引かせない
心と身体の疲れを残さないことが大切!ヨガや瞑想によって心の落ち着きを取り戻す、ハーブティーでも飲みながらリラクゼーションミュージックを聴く、ハーブチンキを利用するなどして、ピリピリした精神状態をリラックスさせましょう。十分な睡眠を確保することも必要です。なかなか眠れないときには、良質の睡眠をもたらすハーブチンキハーブティーを取り入れるといいですよ。

デトックス

cruciferous vegetables-630過剰なエストロゲンが体内を循環し続けると、肝臓に負荷がかかり、有害なエストロゲン代謝産物を除去することができません。エストロゲン代謝産物をスムーズに排出するには、まずは肝臓の解毒作用を促すことが先決!アブラナ科の野菜(ブロッコリー、ケール、キャベツ、ルッコラなど)に含まれるグルコシレノートは肝臓の解毒作用を高める作用があります。また、肝臓解毒をサポートするサプリメントハーブティーハーブチンキなどを活用すると、より効果的です。

プロゲステロンを増やす
プロゲステロンを抑制するコルチゾール増産の原因となるストレスを減らすことに加え、プロゲステロン自体を補充しエストロゲンの量に近づけることで、エストロゲン優勢の状態を改善することができます。お肌につけるプロゲステロンクリームが手軽でおすすめです。
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Nobuko

Nobukoライター

投稿者プロフィール

最近、脱・白髪染め宣言をしたアラフィフ女。 日常の食生活に様々なスーパーフードを取り入れながら、身体の中からのエイジングケアに取り組んでいます。   
〔ほぼ日課〕 ヴィーガンの夫と共に、オーガニックストアやヘルシーレストランをチェックすること
〔好きな物〕 オーガニック&ナチュラル&アロマ関連アイテム / あんぱん・和菓子 / 昭和のドラマ

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